シンポジウムSymposium

  1. ウェークアップ!ぷらす×日本大学「どうなる日本!?」 ~この国の医療への診断書~

ウェークアップ!ぷらす×日本大学「どうなる日本!?」 ~この国の危機への処方箋~

シンポジウム報告

医療現場の今、そして未来について熱い議論を展開

日本大学創立130周年記念シンポジウム(主催・日本大学、読売テレビ)が10月7日、東京都港区のホテルオークラ東京で開催されました。番組を通じて応募し、抽選で選ばれた一般来場者550名と本学医学部生を含む大学関係者250名が出席しました。少子高齢化が進み、医療費、年金など社会保障給付が加速度的に増える中、「どうなる日本!?~この国の医療への診断書~」と題して、厚生労働大臣の加藤勝信氏が基調講演、その後のパネルディスカッションでは元厚生労働副大臣で本学出身、医学博士の鴨下一郎氏のほか、日本大学が誇る“ゴッドハンド”医師、髙山忠利医学部長、後藤田卓志教授、石原寿光教授3人と医師で医療ジャーナリストの森田豊氏を交え、医療現場の今、そして未来について白熱した議論を展開しました。

読売テレビの報道番組「ウェークアップ!ぷらす」の辛坊治郎、森麻季両キャスターが司会を務めました。

加藤直人副学長が開会のあいさつに立ち「日本を代表する医師に集まっていただいた」と述べました。

厚生労働大臣の加藤勝信氏が基調講演し、わが国の医療制度の特徴や「2025年問題」への対応、データヘルス改革、官民連携の取り組みなどについて解説しました。

鴨下一郎氏は医師の働き方改革に言及するとともに「医療は自助、共助、公助の組み合わせが大事だ」と話しました。

これまで3500人の命を救った髙山忠利医学部長はスライドを使って「肝がん」は東アジアに特有であり、日本における「生体肝移植」は家族の愛によって成り立っていると説明。また肝/胆/膵がんの手術数で本学板橋病院が1位であることを紹介しました。

胃がんの内視鏡切除で世界一の腕を持つ日本大学病院消化器病センター長の後藤田卓志教授は、胃がんも東アジアに特有で、ピロリ菌の保有者によって引き起こされることが多いが、早期に発見すれば内視鏡的切除で治療できると解説しました。

糖尿病治療の権威、石原寿光教授は、「糖尿病」の現在の治療目標は健康な人と変わらない日常生活の質の維持、寿命の確保だと述べました。そのためには良好なコントロールが必要で、簡単な測定装置の技術も進歩していると紹介しました。

医師でジャーナリストの森田豊氏は、今後の医療現場について他の参加者とともに白熱した議論を展開しました。

当日のシンポジウムの様子は現在、読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」のサイトでアーカイブ動画配信中

これまでの報告

「どうなる日本!?」 ~この国の医療への診断書~

2017年10月7日に開催されたシンポジウムでは、厚生労働大臣の加藤勝信氏の基調講演、パネルディスカッションなど、医療現場の今と未来について白熱した議論が展開されました。

「どうなる日本!?」 ~この国の危機への処方箋~

10月1日に開催された日本大学創立130周年記念シンポジウムでは、石破茂元防衛相の基調講演、パネルディスカッションなど、白熱した議論が展開されました。

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