ブックタイトル公務員を目指すみなさんへ 2017ガイドブック

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公務員を目指すみなさんへ 2017ガイドブック

公務員にどうすればなれる?教養試験・基礎能力試験とは?専門試験とは?二次試験とは? 地方公務員試験の教養試験は一部の自治体を除き、試験区分に関係なく共通に課されるもので、大半が五肢択一式です。出題科目は、一般知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈)と一般知識分野(社会科学、人文科学、自然科学、時事等)に大別できます。一般知能分野は公務員試験特有の科目群で、一般知識分野は高校までに学んだ政治・経済、地理、歴史、数学や理科といった科目です。試験によりますが一般知能分野と一般知識分野の比率はほぼ同じです。 一方、国家公務員試験で実施されている基礎能力試験は、一般知能分野に重きを置いた構成です。一般知識分野の出題は少なく、時事問題が多く出題されます。 一般知能分野が得点源になると公務員試験を併願する場合でも非常に有利になります。早くから取り組みたい科目です。 国家公務員試験、地方公務員試験に共通し、専門試験は各試験の区分に応じて必要な専門的知識、技術などの能力を測るために課されるものです。例えば、次のような科目が出題されます。行政系科目:政治学、行政学、国際関係、社会学、社会政策(労働経済・社会保障)、社会事情など。法律系科目:憲法、行政法、民法、商法、刑法、労働法、国際法など。経済系科目:経済原論(ミクロ経済学、マクロ経済学)、財政学、経済政策、経済事情、経済史、経済学史、統計学、     計量経済学、国際経済学など。商学系科目:会計学、経営学技術系科目:工学の基礎 そのほか、英語、心理学、教育学、社会福祉などを出題する試験もあります。 なお、専門試験については択一式のほかに、与えられた課題について論述する記述式の試験が課される場合がありますが、出題範囲は択一式とほぼ同じです。まずは、択一式の勉強を進めましょう。 主に二次試験では、専門記述式試験、論文試験、人物試験(面接等)、適性検査などが課されます。地方公務員試験では、人物試験として、集団討論、グループワーク、プレゼンテーション試験なども課されています。このほか、試験によっては、身体検査や体力試験も行われています。 面接では、志望動機や本人の魅力、また、それを示すエピソードなどが確認されます。公務員試験は就職試験ですので、筆記試験対策の勉強も大切ですが、まず公務員という仕事を研究し、なぜその仕事に興味があるのかを考えてみましょう。また、志望動機や挑戦したい仕事などを具体的に伝えることが大切です。希望の官庁を訪問し、採用面接を受ける。最終合格出願手続第1 次試験(筆記)第1 次試験合格発表第2次試験 官庁訪問(筆記)・基礎能力試験(択一)・専門試験(択一)・専門試験(記述)・政策論文試験第2次試験(面接等)・人物試験・英語試験本府省業務説明会等出願手続出願手続第1 次試験(筆記)第1 次試験(筆記)第1 次試験合格発表第1 次試験合格発表第2次試験(面接)第2次試験(面接)・教養試験(択一)・専門試験(択一)・論文試験・教養試験(択一)・論作文試験・口述試験・口述試験・体力試験(検査)・身体検査最終合格最終合格内 定内 定内 定内々定国家地方警察・消防各試験の内容第1次試験から順に合格する必要があります。原則的に以下のような流れになり、面接試験に自信があっても第1次試験(筆記)に合格しなければ、次の試験に進めません。3