富士山でゴミ拾い大会

生産工学部・生物資源科学部

取り組み・活動
2020年06月01日

富士山でのゴミ拾い大会は、生産工学部の廣田直行教授のゼミ生が発案。生物資源科学部の学生も加わり2019年5月に「日大日本遺産環境改善部」が立ち上がった。

もともと廣田ゼミ自体が「コンペ&イベント&まちづくり&ディスカッション」を重視し、年に一度は社会貢献活動に参加するのがルール。今年のテーマに掲げたのは、国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の一つ、環境の持続可能性の確保だった。

放置されたゴミが目立つ富士の樹海で8月31日に清掃活動を実施。樹海を突っ切る道路の周辺に散開し、捨てられたペットボトルに発泡スチロール、さらには靴やサンダルまで、ビニール袋13個分のゴミ拾いに汗をかいた。

とはいえ社会貢献にも遊びの要素を加えるのが当世風。樹海では天然記念物である鳴沢氷穴へのツアーを加え、持ち帰ったゴミを生かしたリサイクルアート展を計画するなど、楽しい活動を考えた。

代表の樋渡岬さん(生産工)は「趣味の登山で前々から考えていた富士山のゴミ問題。世界文化遺産ではなく、世界自然遺産に登録すべく、少しでも手助けできてよかった」と語っている。