大学拠点ワクチン接種終了

新型コロナ対策、6万7000人に

取り組み・活動
2022年01月07日

新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種が11月26日に終了した。6月21日にお茶の水、芸術学部の2会場でスタート、8月下旬以降は三軒茶屋キャンパスや生物資源科学部、千葉(松戸歯学部)、国際関係学部、文理学部、工学部にも拡大し、計8会場で実施した。

慎重に準備を進めるスタッフ

慎重に準備を進めるスタッフ

5カ月の期間にのべ約6万7000人の教職員と学生が米モデルナ社製ワクチンの接種を受けた。

接種者数の会場別内訳はお茶の水が4万人、生物資源科学部が6500人、芸術学部5500人、文理学部5000人、工学部4000人、国際関係学部、千葉(松戸歯学部)、三軒茶屋キャンパスが各2000人(数字はいずれも概数)。

各会場では予診票チェックや医師の問診などを経て接種。休憩室で安静にして待機した後に退出するという流れで進んだ。

芸術学部接種会場

芸術学部接種会場

9月7日の国際関係学部三島駅北口校舎。国際関係学部の学生、短期大学部生及び教職員等(三島高含む)を対象にワクチン接種が行われた。2階で受け付け、書類確認と問診の後、接種と経過観察となった。本学医学部附属板橋病院の医師らが現地に赴き、接種を担当した。

9月9日の文理学部3号館。文理学部の学生、教職員を対象にワクチン接種が行われた。

同館全体にピアノのBGMが流れる落ち着いた雰囲気の中、4階の受付から問診などを経て接種会場へ。接種後の待機から退場まで、混雑することなくスムーズに実施された。

文理学部接種会場

文理学部接種会場

学生からは
「医療関係者の方が親身に接してくれたので、安心して打つことができました」(史学科2年・男性)

「接種することに不安はありましたが、自分自身が意識して行動することが大切だと思います」(国文学科4年・女性)

などの声が聞かれた。

職域接種について髙山忠利専任副学長は「本学の医師や歯科医師、看護師、薬剤師らが通常の業務をこなしながら献身的に協力してくれたおかげで、これだけ大規模な接種ながら重篤な副反応もほとんどなく、非常に円滑に実施できました」と総括。

髙山専任副学長はさらに「医師や看護師らだけではなく、ワクチンの準備や会場設営などに携わった裏方のスタッフの苦労にもぜひ思いを巡らせてもらいたいと思います」と語った。