「学修満足度向上調査」を実施。
小さな変化を細かく分析へ

本年度の単純集計まとまる

取り組み・活動
2019年11月01日

学生の学修実態を把握するために、昨年度から始まった「学修満足度向上調査」が令和元年度も実施され6月に単純集計がまとまった。調査項目が同一であることなどから、昨年度と比べた集計結果に大きな変化は見られなかったものの、小さな変化に問題がないかどうか、今後、細かく分析していく。

例えば「日本大学で学ぶことに満足していますか」の問いに、「とてもそう思う」との答えを選んだ学生の数が、昨年度は全学部の全学年でほぼ30%だったのに対し、本年度は27、28%に減少した。

また「学科での学びは、自分の興味・関心に合っていますか」など、学修への興味・関心についての計14項目の問いに対して、全ての項目で「とてもそう思う」との答えを選んだ全学部の2年生以上の学生の数が、本年度は昨年度を下回った。

今回得られたデータは、個人の入学試験や学業成績など各種のデータと突き合わせて分析、集約し、教学・就学環境の改善に生かす。

本年度の調査対象は昨年度同様、16学部と通信教育部、短期大学部の全学年の学生約6万9千人で、新年度ガイダンス時に実施した4月次調査をまとめた。回答率も昨年度同様に80%を超え、約5万5千人の学生がパソコンやスマホを使い、学修経験、授業履修、課外活動、教育効果、進路などに関する計75項目(主に選択式)の質問に答えた。学修満足度向上調査は、全学生を対象にニーズ・意識・教育指標に対する達成度などを入学時から卒業後まで経年的に調べ、大学の教育環境や学生の生活環境を改善するのが目的。