来シーズンはインカレ奪還が目標
競技者として最後の1年に懸ける

スケート部 榊原 一輝選手

スポーツ
2020年03月27日
スケート部 榊原 一輝選手

スケート部 榊原 一輝選手(文理学部体育学科3年)

北海道根室市出身の榊原一輝選手がスケートを始めたのは小学校1年のとき。友人の誘いでスポーツ少年団に入った。

「中学校まで少年団に在籍していました。夏は小学校では少年野球、中学では陸上部にも入り、冬にスケートをする生活でした。スケートは日大出身の橋本祐嗣コーチに基本をたたきこまれました」

成長とともにスピードスケートの実力も上がり、小学校の高学年からは安定した成績を収めるようになり、中学では全国大会で優勝を果たした。根室の高校にはスケート部がなかったため、帯広南商業高に進学。スピードスケートの高木美保選手、陸上の福島千里選手などを輩出したスポーツ名門校だ。帯広市にある室内リンクで練習を行うなど、環境が整備されていたのが決め手となった。

高校でも着実に実力を伸ばし、インターハイで優勝するなど輝かしい成績を残す。その中でも高校2年時に出場した第2回ユースオリンピック・リレハンメル大会は榊原選手本人も忘れることのできない大会となった。

「500m、1500m、NOC混合リレーに出場し、500mで銀メダルを獲得しました。表彰台に上がったことも、開会式での大きな花火も、各国の選手との交流も素晴らしい思い出です」

本学に進学を決めたのは、小中時代の橋本コーチの影響が大きい。「短距離の日大」と言われる本学からの誘いを受け、迷うことなく入学を決めた。

入学後は想像していた通り、いい練習が積めている。昨年卒業した山田将矢選手、本年度の主将を務めた松井大和選手からは多くの刺激を受けた。大学最後となる来シーズンの目標は個人ではインカレで表彰台、チームではスピードスケート部門での総合優勝だ。

「今シーズンは総合優勝3連覇を逃してしまったので、大学最後のインカレは絶対に勝ちたいですね」

競技者としては来シーズンのインカレを最後に退くつもりだ。卒業後は北海道に戻り、後進の育成をしたいと考えている。だからこそラストシーズンに懸ける思いは強い。

スケート部
榊原 一輝(さかきばら かずき)選手

文理学部体育学科3年。1998年5月生まれ。北海道帯広南商業高校卒。172cm、65kg。
2016年ユースオリンピック・リレハンメル大会男子500m2位。
趣味は体を動かすこと。好きな食べ物はラーメン。