この時期の本学卓球部は、荻村伊智郎と田中利明という世界レベルの選手を2人輩出しています。昭和29年~32年までの世界選手権男子シングルスで、荻村は昭和29・31年、田中は昭和30・32年と4年連続世界一の王座を日本大学関係者が独占しました。とくに、昭和31年に東京で開催された世界選手権は荻村と田中の決勝戦となり、熱戦の末、荻村が優勝を果たします。彼らの活躍もあり、日本に空前の卓球ブームが沸き起こりました。
昭和31年の世界選手権男子シングルス優勝の荻村(左から2人目)