令和6年能登半島地震で被害を受けた皆さまへ

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お知らせ

2017.1.1

学長 新年のご挨拶

 新年おめでとうございます。
 昨年は6月に英国のEU離脱が国民投票で決定し、11月にはアメリカ大統領選挙で共和党のトランプ氏が選ばれ「TPP離脱」を宣言するなど、国際秩序変化の兆しを実感する1年でした。一方でスポーツの祭典、オリンピック、パラリンピックがブラジル・リオデジャネイロで開催され、日本選手団の活躍に沸いた年でもありました。
 日本大学は昨年4月、新たな学部として危機管理学部とスポーツ科学部の2学部を開設しました。危機管理学部は社会の安全・安心に貢献する人材を育成し、スポーツ科学部は「スポーツ立国」の実現に貢献する競技者や指導者を養成することを目的にしています。両学部とも時宜を得た新設であり、今後の社会に必要な学問分野と考えております。
 また日本大学は学則第1章に「目的及び使命」を掲げて、その中で謳われている「自主創造」を教育理念とし、その気風を醸成することに取り組んできました。本学が目標として育成していく人間像を明示し、教学施策を具現化し実行していくための方針を「日本大学教育憲章」として昨年12月に定めました。これにもとづき「自主創造」を構成する「自ら学ぶ」「自ら考える」及び「自ら道をひらく」能力を身につけ、さらに「日本大学マインド」を備える者を育成します。「日本大学マインド」とは、「日本の特質を理解し伝える力」、「多様な価値を受容し、自己の立場・役割を認識する力」、「社会に貢献する姿勢」などを意味し、これは変化の激しい21世紀の国際社会において、大切な要素となります。日本大学はただ知識を与えるのではなく、このような人間力のある学生を育てるため、教職員が学生と向き合いながら教育改革を実現してまいります。
 皆さまには、本年もより一層のご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。