日本大学カザルスホールの紹介
| クラシック演奏に最適の舞台
東京・お茶の水の「カザルスホール」は,1月29日に正式名称を「日本大学カザルスホール」(館長・瀬在幸安総長)と改め,4月の新学期から芸術学部の授業や研究の場として活用されるほか,7月からは一般の演奏家にも貸し出される。名チェリスト・故パブロ・カザルスの名を冠した名物ホールは,どんな設備をもっている施設なのか,紙上で紹介しよう。 世界レベルの音響 録音,録画,映写設備も
「クラシック演奏のための環境を,極限まで追求した本物の室内楽を楽しむホール」といわれる同ホールは,世界最高の音響効果を持っているウィーンの楽友協会大ホールと同様のシューボックスタイプ(客席前方に舞台がある箱型)で,磯崎新氏の設計。客席は1階(約322平方m)に427席,バルコニー(約126平方m)に84席。座席の高低差も少なくおさえ,クラシック演奏に最適の環境をつくりだしている。 舞台は間口13.6m,奥行き11.2m,高さ60mで,広さは160平方m。床板などは音響効果の良いヒノキ材を使用しており,文字通りの“ひのき舞台”だ。舞台中央の奥には,北ドイツバロック様式のユルゲン・アーレント工房製作のパイプオルガンが設置されている。また,スタンウェイD型ピアノ2台,アトリエ・フォンナーゲル製のチェンバロ1台を常備している。 このほかの付帯施設として音響調整卓や各種照明設備はもちろん,3点吊り機能2基とメーンスピーカー1式による録音,高性能カメラによる録画,ユーテック社製の35mm映写機2台,16mm映写機1台などがある。 なお,館長には瀬在幸安総長が就任した。 7月から一般開放 土・日・祝日に限定して 「カザルスホール」の運営方針などを検討していた本学は1月29日,まず正式名称を「日本大学カザルスホール」とし,略称は15年間使われてきた「カザルスホール」,ロゴも英文は従来のものを引き続き使い,和文も従来の明朝体を基本とすることを決めた。 また,ホールの貸し出し希望が多いことから,取りあえず7月1日から来年3月31日までの土曜,日曜,祝日に限って貸し出し営業をすることになり,4月1日午前10時から受け付けを開始することになった。 同ホールは年間約6割を本学の教育・研究施設として利用することになっており,さらにホールのあるお茶の水スクエアA館の一部改修工事と同B,C館を取り壊しての新ビル建設が行われるため,暫定的な貸しホール営業を行うことにした。ホールの使用料や付帯設備の利用料金は従来どおり。 |