| ペンブルック・カレッジ学寮長 外交官でも功績
ケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジ学寮長,ロジャー・トムキース卿への名誉国際関係博士学位贈呈式が5月19日,日本大学会館で,役教職員ら約240人が出席して行われた。本学の名誉学位授与は昨年のノーマン・E・ボーローグ博士に次いで51人目。
英国と日本の国歌演奏に続き,ガウン姿の瀬在幸安総長が「駐シリア大使,駐ケニア高等弁務官などを務められた外交官としての功績は,エリザベス女王よりナイトの称号を授与されるなど高く評価された。またペンブルック・カレッジ学寮長として本学との学術交流に尽力,本学の教育・研究の振興に寄与し,わが国の文化の進展に多大の貢献をされた」と頌辞を述べ,名誉学位とフードを贈呈した。続いて駐日英国大使館のスチュアート・ジャック公使が「日本と英国が中東地域の平和のために緊密に協力している時期に,中東の専門家であるトムキース卿がこの名誉を受けたことは大変喜ばしい」と祝辞を述べた。
トムキース卿は「名誉博士号をいただき光栄です。この栄誉は私個人だけではなく,ペンブルック・カレッジと日本大学との間に培われた関係の深さに対するもの。ペンブルックの同僚も誇りに思っています」と謝辞を述べるとともに「21世紀における国際関係」と題して記念講演を行った。
その中で「世界秩序を一変させた2001年9月11日こそが新世紀の始まり」だとし,その後のアフガン攻撃,イラク戦争への展開に触れて「日英両国は米国の友好国として協力し,米国が単独行動ではなく,国際的な合意を得て物事を進められる枠組みを策定する必要がある。学者や法律家の国際コミュニティーがそのための役割を十分に果たすことを望む」と訴えた。
◇
祝賀懇親会はアルカディア市ケ谷「阿蘇の間」で開かれ,瀬在総長のあいさつ,森田賢治理事長の乾杯の音頭のあと,トムキース卿を囲み和やかに歓談した。
|