「個性輝く教育」でシンポ


教育新時代の付属と大学連携展開で論議

高大連携の展開テーマでパネルディスカッション  大学と付属高校の連携協力のあり方などを討議し,相乗的な教育の質の向上を図ろうという狙いを持ったシンポジウム「個性輝く教育の展開―大学と付属高等学校等との連携を考える」(総合企画部主催)が11月19日,日本大学会館大講堂で開かれた。
 シンポジウムにはP在幸安総長はじめ,本学教職員,付属高校関係者ら約230人が参加,学校法人渋谷教育学園理事長で中央教育審議会委員の田村哲夫氏の基調講演「これからの中等教育と高等教育のあり方について」と,中川滋木医学部教授,齊間文也日大高校長,古澤廣日大豊山女子高校教頭,倉持勇佐野日大高校教頭,水嶋一雄文理学部教授,小林通国際関係学部教授,永嶋誠一工学部教授,中嶋睦安生物資源科学部教授が参加したパネルディスカッションを通して「高大連携」の展開に関して論議した。
 P在総長は開会あいさつで,本学入学者の30%を付属高校卒業生が占めている現状を背景に,「未来創造プロジェクトの重要8項目の一つに高大連携教育をかかげた。高校時代は長い人生の中で最も多感な時代で,生徒は感激,感動しながら過ごす。急速に国際化・情報化が進む中で,世界がどのような形で展開していくか,を展望させるには高校時代の教育が重要テーマの一つ」などと述べた。
 田村氏は,大学入学資格検定試験の廃止の動きなど,教育環境の現場で大きな変化が現れてきていることや,「7・5・3」問題(小・中・高生の授業の理解度割合はそれぞれ7割,5割,3割)など教育現場に関連するさまざまな課題を挙げ,「高校も大学もそれぞれのテーマがあるはず。社会から評価される時代に“くっついているためにお互いがある”という考えは捨て『付属』で満足しているだけの高校は『付属』から外れる方がいい。連携を効果的に進めるには,お互いに注文を出し合うことが大事。これからの大学学部の目玉は人生の座標軸をつくり上げる教養教育にある」などと話した。
 中川教授がコーディネーターになって行われたパネルディスカッションでは,参加者が,各校での教育の実態や大学入学決定時から入学までの2月,3月の生徒指導方法,地方にある国立を含む各大学での高大連携の実際を報告したほか,併設校を持つ4学部からも,それぞれ高校生を対象にした体験授業や連携教育協定に基づく授業の実態などについて報告した。

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