歯学部公開講座開催


筋肉鍛え「あご関節症」防ごう

 「口腔保健と全身の健康シリーズ」という統一テーマで,平成8年から続いている歯学部の15回目になる公開講座が11月8八日,歯学部2号館で開かれた。今回の話題は「あご(顎)の関節」で,本田和也歯学部助手(歯科放射線学)と関和忠信同助手(口腔外科学)が,「顎関節症って,なんだろう」「日常生活のなかの顎関節症」という演題でそれぞれ講演した。
 顎関節症は,「あご」の関節の異常によって,口が開きにくくなったり,口を開ける際に雑音を感じるなどの症状が出る病気で,むし歯,歯周病と並んで歯科領域での三大疾患の一つといわれている。最近は学校検診にも「あご」の検査項目が導入されているほどの新しい現代病と考えられている。
 本田助手は「発生原因としては,ストレス,夜中の歯ぎしり,かみ合わせ不具合など多因子が指摘されているが,関節円板にずれが生じて発生する症状が多く,このような症状が起きないようにするには,普段からあごの筋肉を鍛えておく必要がある」などとあご筋肉の鍛え方を話した。
 また,関和助手は「この疾患は25年から30年ほど前から,歯科医の研究会などで注目され,近年は頻繁に症例報告が出されるようになっている」と指摘,「重い物を持ち上げたり,極端に寒いところに出た場合に,あごの筋肉に異常を起こすこともある。ギックリ腰と同じように,いつも気にするセルフケアが最も大切」などと述べた。

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