主張
「海外の大学と交流を活発にして世界の日大目指せ」
常務理事=国際交流担当
秋 山 正 幸(あきやま・まさゆき) 氏
| 本学は創立当初から「世界に開かれた大学」を目指し,海外の多くの大学及び研究機関と積極的に交流を推進してきた。 今後,日本大学全体の新規海外提携先として,米国の西部,中西部,東部の主要大学,カナダやオーストラリア,ニュージーランドの主要大学,さらにインド,マレーシア,タイ,シンガポール,香港の大学,東欧諸国やアフリカの大学とも学術交流をする準備を進めている。 現在は中国,韓国,ロシア,イギリス,アメリカ等14カ国1地域の35大学や研究機関と協定を結び,学部単位の学術・文化交流を含めると20カ国1地域の96大学・研究機関と学術交流を行っている。しかし,世界の日大を目指すために,本学は新規海外提携大学とも交流を一層活発にしていきたい。 P在幸安総長は4月に米国のジョージ・メイソン大学と協定を締結し,5月にロシア科学界の最高権威であるロシア科学アカデミーとモスクワ国立国際関係大学と協定を締結してきた。このことは,学術交流を活発化する上できわめて意義深い。 本学はP在総長が掲げている「21世紀日本大学未来戦略推進機構」の教学部門の重要事業である「日本大学大学院総合科学研究科」を来年4月に設置する予定である。ジョージ・メイソン大学の教授でノーベル賞受賞者のバーノン・スミス博士や著名な研究者を本大学院に招聘し,研究交流を推進することになっている。さらに,ロシア科学アカデミーやモスクワ国立国際関係大学からも世界的に高名な研究者を招聘し,本大学院で研究や交流事業を始めることになる。今まで日本では日露間の学術交流が少なかっただけに,今回の協定の締結は海外との学術交流における一大躍進と言える。 次に学生の海外との交流について述べたい。大学の学生数の割合から考えると,交換留学生の数が少ないので,派遣留学生及び受け入れ留学生の数を多くするような方策を講じなければならない。新規海外提携校を多くすると共に,現在の提携校とも一層実のある交流を進めることが肝要である。まず,派遣する学生の語学力向上を目的に,外国語講座を開講することにした。当面は留学決定者を対象とし,皮切りに英語と中国語の講座を開講している。順次韓国語,ドイツ語,フランス語,ロシア語,スペイン語を開講していく予定である。 また,受け入れ留学生を増やすために次の施策に力を入れたい。(1)英語による短期集中講座の充実。(2) 各学部の英語による専門科目の増加。(3)セメスター制による設置科目の増加。サ(4)現在実施している日本語講座のさらなる充実。 以上,世界の日大を目指す海外交流の施策を述べてきたが,世界最高レベルの学際的な新領域の研究拠点となる大学院総合科学研究科の開設や国際交流の多様化に伴い,ダイナミックに海外学術交流を行うために,総合大学にふさわしい国際センターの設置が望まれるところである。 (常務理事=国際交流担当) |