17年度の生物資源科学部「春季市民講座」(共催・藤沢市教育委員会)が、「知っているようで知らない魚の科学」の統一テーマで、5月28日から7月2日までの毎週土曜日に開催されている。初日は地元の新江ノ島水族館で展示と飼育を担当している山崎直夫氏が「神奈川県の海の生物たち」の題で講演した。
山崎氏がまず「日本を取り巻く海には、暖流(黒潮)が流れてきて、房総半島の付近で交差し、魚をはじめ生物が住みやすい環境となっている。日本列島のほぼ中央に位置する神奈川県は、東は東京湾、南は相模湾に面していて、相模湾は1000メートルもの水深がある外洋性の湾となっている」と説明。
「このため、深海に住む魚屋生物、比較的浅い所を遊泳している魚類は約1400、カニ類350種、貝類1100種が見られる豊かな環境に恵まれている。ちなみに地中海の魚類は530種といわれている」と、湾内で見られる珍しい魚類などを映像で紹介した。
また、新海域には、海水に含まれる硫化水素をエネルギー源にするバクテリア(化学合成細菌)を体内に共生させているシロウリガイなども見られることや、相模湾でもウリガメの産卵が見られることなども説明した。
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