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幕末維新の群像 山田顕義―法事国家への歩み

本書は山口県萩市の歴史や文化を紹介する「萩ものがたり」シリーズの第十二巻として刊行された。新たに始まった「幕末維新の群像」のトップバッターで登場したのが山田顕義(学祖)。著者は山田顕義を主人公にした小説「五稜郭を落した男」などで知られる作家。

子供のころは無口で「ほとんど白痴の如し」とまでいわれた山田顕義が「神算鬼謀の将」とたたえられる天才軍略家へと成長し、さらに法典伯へと転身した波乱の生涯を描く。少年時代に吉田松陰から受けた「立志」の教え、戊辰戦争や西南戦争での「神の如き用兵の妙」、不平等条約改正を目指す岩倉米欧使節団への随行、近代法典編さんをめぐる苦悩から謎の死までを、六十ページ余の冊子にコンパクトにまとめている。エピソードも豊富で、物語として読みながら、山田学祖の人物像に触れ、業績をたどることができる。
書籍名 幕末維新の群像 山田顕義―法事国家への歩み
著者名 作家 秋山香乃・著
月号 2007年冬季号 No.110
価格 600円
出版社情報 山口県萩市大字江向510、萩ものがたり