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イギリス正統派経済学の系譜と財政論

「古典派経済学の自由観と財政思想の展開」(評論社)を基に、欠落していたマルサス経済学とその財政学への貢献を加筆し、リカード経済学とマルサス経済学の比較考察を論じた。さらに補論として、正統派経済学と時代的に重複するであろうウィリアム・ピットによって一七九九年に紹介されたイギリスの所得税の歴史を付け足した。こうした加筆修正した部分は、著者がイギリス正統派経済学を研究のため、留学したイギリスでの研究の成果の一部である。

リカードとマルサスの経済学比較考察では、リカードの「経済学及び課税の原理」の「課税の原理」が著しく軽視されており、またマルサスの「経済学原理」は大著「人口の原理に関する一論」との協調性を否定されるなど、後世の学者から評価されていない点を考察し、その貢献に関しての若干の考察を試みている。
書籍名 イギリス正統派経済学の系譜と財政論
著者名 国際関係学部教授 大淵三洋・著
月号 2005年春季号 No.103
価格 2,200円(税別)
出版社情報 東京都目黒区下目黒3-6-1、学文社