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「国木田独歩」研究 全六巻〈復刻拡大版〉

「武蔵野」などの名作を残し、自然主義文学の先駆者として愛される国木田独歩。本書は昭和十七年から四十九年にかけて出版され、現在ではほとんど入手困難となった独歩に関する研究書六書の復刻版で、小野助教授が監修、解説を付けた。

六書のうち、独歩の友人だった齋藤弔花著「獨歩と武蔵野」と「國木田獨歩と其周囲」は、旧友の目を通して見た独歩の作品の背景解説と独歩の人となりを知ることができ、上杉玉舟編「『独歩』回想」と谷林博著「青年時代の國木田独歩」は、千葉県銚子生まれの独歩が青年時代を過ごし、第二の「故郷」でもあった山口県下での独歩の足跡を詳細に調査したものだ。

六書はいずれも〝幻の書〟であり、独歩研究の基礎となる貴重な研究書ばかりだけに、今回復刻、刊行された意義は大きく、独歩研究がより精密になり、一層充実しそうだ。
書籍名 「国木田独歩」研究 全六巻〈復刻拡大版〉
著者名 理工学部助教授 小野 末夫・監修
月号 2001年冬季号 No.86
価格 57,000円(税別)
出版社情報 東京都千代田区飯田橋2-16-3、牧野出版