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オロムシ物語

表題の「オロムシ物語」の“オロムシ”とは、北海道常呂郡訓子府町(ところぐんくんねっぷちょう)発祥の地で、坂本龍馬の甥の直寛とともに北海道に渡ってきた移民団、土佐の人々によって開拓された。アイヌ語でオロムシはイラクサのある所の意味である。本土人による開拓が始められ100年経った現在、イラクサとともにオロムシの名さえ消えつつある。

本書はオロムシを故郷とする著者の個人的な祝祭行為で刊行された。

物語は開拓100年の歴史をつづった「17号」、「サブ」は親子2代にわたって長男に家出された家庭を描き、還暦を迎えたサブは、父親同様に息子に家出されるが、彼はこれを契機に農業の在り方に開眼していく。開拓史を知る貴重な読み物である。

書籍名 オロムシ物語
著者名 日本大学医学部助教授 泉 琢麿・著
月号 1997年冬季号 No.70
価格 1,500円
出版社情報 東京都千代田区神田神保町3-1、西田書店