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尖閣諸島・琉球・中国 日中国際関係史

国際法上も日本固有の領土とされ、日本が実効的支配を続けてきた尖閣諸島に、台湾や中国が突如、領有権を主張し始めたのは一九七〇年に入ってから。国連の海底資源調査で豊かな石油・天然ガスの埋蔵が確認されたためだ。以来、この海域への中国籍漁船団の侵入、日本漁船への発砲・襲撃事件が相次ぐ一方、日本の右翼が魚釣島に日章旗を掲げ、灯台を建設するなど、緊迫した状況が続く。日中両政府は海洋科学調査の事前通報などで合意はしたものの、領有権問題は未解決のままだ。

北京大学の研究者らと共同研究をしてきた著者が、諸島についての地形的・歴史的な検証、日本・中国・台湾の主張と学説、琉球をめぐる日本と中国の歴史的経緯、数々の事件などを、客観的な立場で記述、分析を加えた。関係の資料・文献も網羅しており、尖閣諸島問題を理解する上でのまたとない著作。
書籍名 尖閣諸島・琉球・中国 日中国際関係史
著者名 元法学部教授 浦野起央・著
月号 2003年夏季号 No.96
価格 8,000円(税別)
出版社情報 東京都文京区音羽2-2-2、三和書籍