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地政学と国際戦略―新しい安全保障の枠組みに向けて

二十一世紀に入り、イデオロギーをめぐる東西対立の図式は解体。イデオロギーによって国際政治事象が解釈される傾向は解消され、国際政治関係を分析する手法として「地政学」が重視されるようになった。元来、地政学は大陸国家の陸上権力(ランドパワー)理論として形成された。

日本では、大陸系理論が導入され、海上権力国家日本としてアジア進出の理論的根拠を提供した。米国や中国の地政戦略や石油と水、そしてテロの地政学など幅広く分析している。図・表のほか、付論として、貴重な「国際紛争―領土紛争・文化断層紛争―と地政的条件」のデータ分析(330件)を所収した。

われわれはグローバル化された世界に生きているが、その安全保障の骨格は、国家の地政戦略とその国際合意にある。地政学的視点に立脚した国際政治分析と国際戦略の構築こそ不可欠である、と指摘している。
書籍名 地政学と国際戦略―新しい安全保障の枠組みに向けて
著者名 名誉教授 浦野起央・著
月号 2007年春季号 No.111
価格 4,500円(税別)
出版社情報 東京都文京区音羽2-2-2、三和書籍