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新しい観光振興 発想と戦略

観光振興の成功例が少ない理由は、実践指針と理論的裏づけの欠如による。この危機感が「観光振興こそ地域活性化の切り札」と確信する編著者の心を突き動かし、先駆者的実践者との連携によって、新時代の観光戦略を一冊の本に凝縮させた。

編著者は、まず一章で、観光振興を地域住民、自治体などが主体となって観光価値を創造して「経済活性化・文化創出・誇りを生む地域づくり」と定義付け、その条件・方法・手段・方向性・効果の全体図を描く。これを受け二章以下の「観光地・イベント・特産品の発想と戦略」では、西表島エコツアー(沖縄)、文楽の里づくり(熊本)、モクモク手づくりファーム(三重)などを実らせたキーマンによる先進二十地域の事例が興味深く紹介され、各ケースに対する編著者らのコメントが客観的な評価に基づく新たな展開を示唆する。地域振興・観光関係者必読の書。

書籍名 新しい観光振興 発想と戦略
著者名 商学部教授 長谷政弘・編著
月号 2003年夏季号 No.96
価格 2,300円(税別)
出版社情報 東京都千代田区神田神保町1-41、同文舘出版