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経済政策論の基礎

経済政策論の考え方、経済政策の現状と問題、政策の目的と解決手段、政策の方向を示唆する、大学生向けのテキストとして執筆した。

「十八世紀に誕生した資本主義経済はグローバリゼーションの進展とともに全世界を歩き回っている」。その中から三つの課題を挙げている。(1)資本主義経済とは何か。そこで用いられる諸手段を知る(2)国民経済とグローバル経済との間の諸問題を発見、解決の処方箋を導き出す(3)「市場が万能」の新自由主義的資本主義経済に対置する方向性を提示する―。

経済政策論を学問体系化する困難性と経済政策の課題の複雑さにも、問題意識の一貫性を保持し課題を究明する重要性を考えて本書を著した。資本主義対社会主義の対決が終焉した歴史的転換期のグローバル経済が進展するいま「経済政策論と経済政策を学ぶ意義は一層重要になっている」としている。

書籍名 経済政策論の基礎
著者名 経済学部教授 福島久一・著
月号 2008年冬季号 No.114
価格 2,800円(税別)
出版社情報 東京都文京区水道2-1-1、勁草書房