「仕事」というライフライン
著者は昭和43年、本学文理学部英文科卒の校友で、情報活用、人材育成、意識・キャリア開発をテーマに女性の社会進出を促すコンサルティング事業を手掛けている。本書は、家庭と両立させながら転職をして起業し、事業が軌道に乗るまでの経験を下に、人はなぜ仕事をするか、なぜ働くことが大切なのかを女性の立場で問い掛けている。
「職場はもっと自然な営みに近づいていかなければいけない」「男女(夫婦)がともに対等に働き、子育てにかかわるのが当たり前という意識づくり、体制づくりが欠かせない」と主張し、仕事は「自分の生き方をプロデュースする、自分を生きるためのライフライン」との認識を持つ。仕事を通じ年齢・性別・業種・職種・立場を超え、価値観も違う人とかかわることで自分を育てるヒントがたくさんあると言う。男性にも一読を勧めたい。
書籍名 | 「仕事」というライフライン |
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著者名 | 結城美惠子・著 |
月号 | 2002年春季号 No.91 |
価格 | 1,600円(税別) |
出版社情報 | 東京都文京区湯島2-12-1、ユック舎 |