日本大学危機管理学部

ABOUT学部案内

学部案内

学部長メッセージ

瞬時の判断を,極限の状態で。
危機管理に必要な知識と実行力を身につける。

危機管理には,瞬時の判断を極限状態で行うことが求められます。2011年の東日本大震災では,過去の地震で発生した津波を想定し,十分な高さの防波堤を築いていたにもかかわらず,その想定を大幅に越える津波が来たために甚大な被害が発生しました。そうした前例のない事態が起きたときこそ,判断を誤ることなく,適切に対処しなければなりません。危機管理学部は,法学を中心とした社会科学的アプローチによって,新しい危機管理を構築した日本で初めての学部です。危機においては,法律に根ざした迅速な行動と同時に,新たな立法措置も必要となるからです。本学部の4年間で危機管理の理論と実践を学ぶとともに,緊急事態に力を発揮できる強靭な精神と肉体,そして健全な倫理観を養ってほしいと思います。危機管理を専門的かつ具体的に学ぶために,専門科目には現代社会が直面している危機に則して,「災害マネジメント」「パブリックセキュリティ」「グローバルセキュリティ」「情報セキュリティ」の4領域を配置しました。学生自らの関心領域を軸に,社会の安全を脅かすあらゆる危機を研究対象として,非常時に人や社会を救えるような人材を育成します。現在は官庁や自治体,一般企業でもリスクマネジメントやコンプライアンスが重視されているように,危機管理の能力はいかなるフィールドでも重要なものと位置づけられています。本学部の卒業生が,思う存分活躍し,社会のさまざまな分野で危機管理をリードする人材となってくれることを願っています。

危機管理学部長 福田 弥夫 教授

日本大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。博士(法学)。
八戸大学専任講師,武蔵野大学教授,日本大学法学部教授を経て現職。
金融庁自賠責保険審議会委員,日本保険学会理事長なども務める。

危機管理学部長 福田 弥夫 教授

学祖・山田顕義の理念を受け継ぐ危機管理学部

日本大学の前身・日本法律学校を創設した学祖・山田顕義は,1844(弘化元)年に現在の山口県萩市に生まれ,14歳で吉田松陰の松下村塾に入門。後に岩倉使節団の一員となり欧米諸国の先進的な文化を視察し,軍備拡充よりも法律整備や教育の普及が急務であることを確信。日本を法治国家とするべく近代法の制度設計に邁進し,司法大臣として,明治法典を編纂。我が国“近代法の父”と呼ばれています。学祖は,欧米諸国の法律を学ぶことが主流だった当時の法学教育に疑問を抱き,1889(明治22)年に日本法律学校を創立。明治維新後の日本が近代化の過程で直面した安全保障や危機管理のあり方を法学的な観点から模索し,国際社会で通用する国家建設に尽力しました。危機管理学は新しい学問領域ですが,日本大学の起源とも関わる,非常に重要な研究分野です。

学祖・山田顕義