期待の新入生

Vol.002 柔道 山口 貴也 × 東部 直希 × 村上 優哉 × 奥田 將人Vol.002 柔道 山口 貴也 × 東部 直希 × 村上 優哉 × 奥田 將人

日大柔道部に、これからの日本柔道界を背負っていくと目されている若き精鋭が集った。
今年の全日本選手権で初出場ながらベスト8に食い込んだ山口貴也選手をはじめとする4選手、階級は違えども目指すのはいずれも東京の次、2024年のパリ・オリンピックだ。
本学での4年間で彼らはどこまで成長し、どんな成果を見せてくれるのか、期待して止まない。

地力をつけ、世界の舞台で勝ちたい

男子73kg級村上 優哉

男子73kg級 村上 優哉

日大と関西の大学とでどちらに入るか迷っていましたが、様々なタイプの選手がいる東京で学んだほうが、自分の技術もより向上できるのかなと考えて入学を決めました。実際、関西では相手と組んでの柔道が多くて、僕もそのほうがやりやすいのですが、こちらの選手はみんな組手が上手くて、なかなか組み止められない…その克服がこれからの課題だと考えています。

得意技は寝技です。立ち技はしぶとくやって、つぶれたら寝技に持ち込んで自分の形にするというのが僕の柔道ですが、今は立ち技にも力を入れて練習しています。国際大会に出ると73kg級でも僕は体が小さいほうなので、体が大きく手足が長い海外の選手を相手にしても、組手できっちりと自分のいい形にして、試合を優位に進めていけるようになりたいと思います。

ほかの3人とは習得している技術がそれぞれ違うので、いろいろ教えあったりできるのはメリットなんですが、彼らは重量級なので団体戦に出て活躍したりすると悔しい気持ちもあります。この4年間でもっと地力をつけ、同世代のライバルたちとしっかり渡り合えるように成長していきたいですね。

Profile

村上 優哉[むらかみ・ゆうや]
スポーツ科学部競技スポーツ学科1年。
1999年生まれ。兵庫県出身。神戸国際大附属高校卒。
2016年、全日本カデ柔道体重別選手権大会73kg級で優勝、ポーランドカデ国際柔道大会73kg級では6試合オール一本勝ちで優勝。2017年、全国高校柔道選手権大会73kg級で準優勝、インターハイ73kg級優勝。入学直前のブレーメン国際大会73kg級は3位。座右の銘は「執念」。目標はリオ・オリンピック73kg級金メダリストの大野将平選手(旭化成)。

誰からも応援される選手になる

男子90kg級奥田 將人

男子90kg級 奥田 將人

柔道は姉の影響で幼稚園の頃に始めました。柔道のおかげでいろんな人に関われたし、自分も成長できたと思っています。高校生の時に練習に参加して、その雰囲気が良かったので「ここでなら頑張れるかな」と思い日大に入りました。柔道も勉強もしっかりやって、両方とも成績が残せるようにしたいですし、周りから応援される人間になっていきたいと思います。

自分の柔道の強みは相手に投げられないところでですが、逆に相手を投げきれないところが弱みですかね。手足が長いこともあるので、バランス感覚や相手との距離感など、技の入り方を工夫してみたり、得意の内股のほかにも、違う技の練習に取り組んでいます。

入学前に出場したブレーメン国際大会で優勝できましたが、海外の選手たちは力が強く、最初は押し込まれることも多くありました。押されても慌てずに自分の柔道ができたことが勝因だと思いますが、これから階級を90㎏級に上げていくので、力負けしないように筋力アップも必要だと感じました。まずはリオ・オリンピックで優勝しているベイカー茉秋選手に勝てるように頑張ります。

Profile

奥田 將人[おくだ・まさと]
スポーツ科学部 競技スポーツ学科1年。
1999年生まれ。京都府出身。京都学園高校卒。
2016年、全日本カデ柔道体重別選手権81kg級で初の全国優勝、ポーランドカデ国際柔道大会81kg級は3位。2017年の全国高校柔道選手権81kg級は惜しくも準優勝だったが、高校1年・2年と表彰台に昇っていたインターハイ81kg級で初優勝。4月のブレーメン国際大会81kg級でも優勝を飾る。大学では90kg級へ階級を上げて臨む。目標はリオ金メダルのベイカー茉秋選手(JRA)。

恐れずに、ひたすら突き進む

男子100kg級山口 貴也

男子100kg級 山口 貴也

何より強い大学ということで日大に進学し、毎日、強い先輩方といい練習をさせてもらっています。金野(潤)監督からは技術面もそうですが、それ以外でもいろいろお声掛け頂いており感謝しています。同級生の3人は全国トップクラスの選手で、国際大会で結果も出しているので、負けられないという思いはあります。

自分の強みは、ひたすら恐れずに突き進むところ。どんどんガツガツ前に出る柔道が僕のスタイルです。ただ、高校の頃と違って大学生になると力が強いので、それに対応していくことが必要だと感じています。また、海外の選手は日本人相手にはまったく違う柔道をしてくるので、そのあたりの対策をしないと勝てないと思います。筋力も技術もまだまだ足りていないので、まずは体を大きくして力をつけていくことが大切になると考えています。

入学後に全日本体重別や全日本選手権という大きな大会に出ましたが、今まで見る側だった自分がその場に立てたのは、とてもいい経験になりました。これから一歩ずつ成長して、いろいろな大会で結果を残していって、その先にオリンピックに出られるようになりたいと思っています。

Profile

山口 貴也[やまぐち・たかや]
法学部 政治経済学科1年。
1999年生まれ。長崎県出身。長崎日本大学高校卒。全日本B強化選手。
2017年、インターハイ100kg級準優勝、全日本ジュニア柔道体重別選手権100kg級優勝に続き、世界ジュニア柔道選手権100kg級では銅メダルを獲得した。日大入学後も4月のロシアジュニア国際大会で準優勝、全日本選手権では2勝を挙げてベスト8に進出した。得意技は内股。座右の銘は「邁進」。目標は高校の先輩の永瀬貴規選手(旭化成)。

小さい体を武器にして戦う

男子100kg超級東部 直希

男子100kg超級 東部 直希

日大は練習量が日本一だって言われているのを聞いて、練習が好きな自分に合っているかなと思い入学を決めました。道場と合宿所が一緒なので、やりたい時にいつでも練習できるというところがいいですね。

僕は100kg超級の選手としては背が高くありませんが、相手との組手は結構上手くできる自信があるし、組み合った時の力は人より強い方だと感じています。背が高い人にとって小さい相手はやりにくいだろうから、この体は弱みではなくて、逆に強みだと考えて武器にしていきたいと思います。

ブレーメン国際大会は優勝できましたが、海外の選手は組手が日本人と違うのでやりづらい部分もありました。しかし、世界で勝っていくには“投げられない”ということが大切だと思いますし、最後はしっかり“投げきる”という柔道を磨いていくつもりです。パリ・オリンピックを目指していますが、大学の先輩の原沢(久喜)選手や王子谷(剛志)選手とも戦ってみたいですね。

将来は世界で活躍する柔道家になりたいのですが、4年間で柔道も勉強もしっかりやって、強いだけじゃなく人としても成長していきたいと思っています。

Profile

東部 直希[とうべ・なおき]
スポーツ科学部 競技スポーツ学科1年。
1999年生まれ。愛知県出身。大成高校卒。高校1年でポーランドカデ国際大会に出場し3位入賞。
2016年、全日本カデ体重別選手権90kg超級優勝。2017年、インターハイ100kg超級で準優勝、全国高校柔道選手権は個人無差別で3位、団体は大将を務め準優勝に導いた。4月のブレーメン国際柔道大会100kg超級では4試合オール一本勝ちで優勝。得意技は払い腰。目標は小さな体で世界チャンピオンに昇りつめた棟田康幸選手(引退)。