2019年に日本記録66m00を投げ、一躍東京五輪での金メダル候補として注目を集めた北口選手。日本選手権では唯一人60m台を投げて貫禄の優勝、念願の五輪を射止めた。

日本選手権は、派遣標準記録を切っているのが私だけだったので、「必ず代表を内定させる」という気持ちが強くありましたが、3位以内で良しではなく、優勝を目指していたし、できれば64mを投げたいと思っていました。今は代表内定となり嬉しいというよりホッとしていますが、最初の試技からもっと距離を出せるように、あと1ヵ月ですが修正していきます。
幼い頃からテレビで見てきた「五輪」の世界を実際に体験できるというのはとても楽しみです。今後の競技生活や人生においても特別な時間になると思うので、メダル獲得を目標にして大会に挑み、1人でも多くの人に“やり投"と“北口榛花"を知ってもらえる機会を増やしたいと思います。

日本選手権では雨の影響をものともせず、4投目から61m台を連発。最終投てきで61m49と記録を伸ばし、2年ぶり2度目の優勝を飾った。

プロフィール

Haruka KITAGUCHI ​[きたぐち・はるか]

1998年生まれ。北海道出身。旭川東高卒。2020年スポーツ科学部卒。日本航空所属。高校3年時に世界ユース選手権で金メダル獲得。本学入学後のʼ16年セイコーゴールデングランプリでジュニア日本新・日本学生新を出すも、参加標準記録に届かずリオ五輪出場を逃す。その後、単身チェコへ渡り練習を重ねた結果、ʼ19年5月の木南道孝記念で64m36の日本新記録を樹立。さらに10月、北九州陸上カーニバルで66m00を投げ日本記録を更新。ʼ21年日本選手権で初優勝を飾り、東京五輪出場を決めた。