創立130周年記念事業の最大の柱として、「危機管理学部」と「スポーツ科学部」を平成28(2016)年に開設しました。学部開設は、薬学部以来28年ぶりとなり、2学部が加わることで16学部を有する総合大学となりました。
多様な知見を保有する総合大学として、新しい学部教育に取り組み、時代が必要とする人材、自主創造型パーソンを育成し、より一層社会に貢献できるよう努めていきます。
自然災害、大規模事故、犯罪やテロリズム、戦争、感染症、情報流出。このような「危機」は社会の多様化・グローバル化とともに増大し、個人や企業、国家レベルでも高度な「危機管理能力」が求められるようになってきました。
文系の学部として国内で初めて開設された危機管理学部では、こうした時代のニーズにいち早く対応し、多様な危機から社会を守る方法や制度を研究し、危機管理パーソンの養成を目指します。
「リーガルマインド(法を用いて紛争や問題を解決する能力)」と「リスクシテラシー(危機管理能力)」を養いつつ、2年次からは将来の進路を意識した「行政キャリア」と「企業キャリア」の視点にたって、
・災害マネジメント
・パブリックセキュリティ
・グローバルセキュリティ
・情報セキュリティ
といった主要4領域を自らの関心にあわせて自由に履修し、専門性を深めていきます。
東京オリンピック・パラリンピック開催決定を機に本格的なスポーツ立国をめざす日本では、「競技水準の向上」が強く求められています。そのため、ハイパフォーマンスを発揮できるアスリートと、その育成に携わる指導者のレベル向上が必要となっています。
日本大学ではこれまでも多数のアスリートを輩出してきましたが、スポーツ科学部の開設により、世界で活躍できる優秀な選手や、その育成などに携わる指導者の養成を目指します。
スポーツ科学部の教育理念は「競技スポーツにおける実践力のある反省的実践家の養成」。「反省的実践」とは、自ら実践しながら問題や課題を的確に発見・分析し、解決策を導き出して再び実践にフィードバックすることです。この「反省」と「実践」の反復こそが選手や指導者の質を高めるための原動力となります。
スポーツ科学部ではコーチング学を中核に、医科学、自然科学、社会科学、形式科学を含めて学際的かつ総合的に研究していきます。
2年次からは、
・自らの競技向上に関する実践理論を深める「アスリート」
・指導者として、指導者と選手を取り巻く環境を含めたサポートの学びを深める「スポーツサポート」
この2コースから自身のキャリアに合わせてたコース選択ができるカリキュラムが組まれています。
コンセプト | 「地域開放」「共存」「人にやさしい」 |
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住所 | 東京都世田谷区下馬3-34-1 |
建築面積 | 1号館:6,348.39㎡ / 2号館:587.19㎡ |
校舎延床面積 | 1号館:41,811.25㎡ / 2号館:3,157.89㎡ |
校舎 | 1号館: 教室、事務室、食堂、体育施設(体育館に相当するアリーナ、プール、体操場、柔道場、剣道場、相撲場、トレーニングルームなど) その他、低酸素トレーニング室や流水プールなどの特長あるトレーニング施設も備える |
2号館: 図書館、ラーニングコモンズ*の機能 *ラーニングコモンズとは、インターネットなどの情報通信環境や、自習、グループ学習用の設備が用意された開放的な学習空間のこと |
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さまざまな防災機能を有し、災害時でも学生の安全守られるように設計されたキャンパス | |
収容定員 | 危機管理学部、スポーツ科学部ともに、1学年300名 |
(2016年9月30日更新)