カフェのテーマは「みんなで考えよう!アスリートの健康とアンチ・ドーピング」
学長特別研究である「スポーツ日大によるアンチ・ドーピング教育研究拠点確立とポストオリンピックへの展開」の関連事業として9月28日、三軒茶屋キャンパスで「第1回学部連携ワールドカフェ」が開かれた。
スポーツ科学部と医歯薬系4学部の学生31人が初めて一堂に会し、和やかな雰囲気の中、アンチ・ドーピングについて語り理解を深めた。
カフェのテーマは「みんなで考えよう!アスリートの健康とアンチ・ドーピング」。席を変えてアイデアを他のテーブルに広げる「他花受粉」を間に挟み、セッションは3ラウンド。6グループはそれぞれ模造紙に発言や発想を書き込んだ。
「風邪薬や漢方、海外のプロテインが危険」「やるのは簡単だが防ぐのは難しい」「選手を守るために自分たちも意識改革を」などの意見が出る中、討議を深めていった。
各班の全体発表のあと日本アンチ・ドーピング規律パネル委員を務める森丘保典教授(スポーツ科学部)が登壇。「ドーピングはスポーツのインテグリティ(高潔さ、品位)を脅かす要因。人間の身体や生命、生命倫理にもつながる。より当事者意識をもって考えてほしい」などとレクチャー。
最後に研究代表の榛葉繁紀教授(薬学部)があいさつに立ち、「スポーツの感動を守るためにアンチ・ドーピングはある。キャリアを積んでいく中で今日のことを生かしてほしい」と期待感を示した。