水泳部、男子が2年ぶりのインカレ総合優勝! 女子も総合2位と躍動

スポーツ
2021年11月17日

初日から表彰台を独占、水の覇者日大は好スタートを切る

水泳の大会の中で、最も熱い大会と言われている第97回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)が10月7日から10日までの4日間、東京辰巳国際水泳場で開催された。本学水泳部も、今年のメインの大会としてチーム一丸となり、男子主将の尾山武選手(文理4年)、女子主将の長谷川涼香選手(スポーツ科4年)の2人を中心に準備を進めてきた。

男子はもとより、女子も戦力が充実した水泳部が掲げた目標は「男女総合優勝」。そのための大事な初日、50m自由形で女子がいきなり魅せる。東京五輪代表の池江璃花子選手(スポーツ科3年)、山本茉由佳選手(スポーツ科4年)、持田早智選手(法4年)の3人が表彰台を独占。男子も東京五輪代表の関海哉選手(スポーツ科4年)が2位に入る活躍を見せてチームはにわかに活気づく。

大会2日目も、初日の勢いを持続。400m自由形で小堀倭加選手(スポーツ科3年)は大会新記録で、故障から復帰の吉田啓祐選手(スポーツ科3年)は先行逃げ切りでそれぞれ優勝を果たすと、男子200mバタフライは東京五輪銀メダリストとなった本多灯選手(スポーツ科2年)が優勝を飾る。さらに、女子4×100mリレーは50m自由形で表彰台を独占した3人に小堀選手を加えた布陣で挑み、大会記録にあと100分の2秒に迫る3分40秒28で優勝した。女子に続けとばかりに、男子はアンカー関選手の活躍でライバル校を逆転。こちらも男女アベック優勝を果たした。

男子はリレー3種目全てで優勝
女子もリレー2種目を制する健闘を見せる

大会2日目を終えた時点で、男女ともに総合順位で1位につける。大会3日目でさらに勢いづきたいところで、男子は吉田選手が400mに続いて200m自由形も制し、1500m自由形では尾崎健太選手(スポーツ科4年)が優勝を果たす。女子は優勝こそなかったが、100mバタフライで池江選手と長谷川選手の2人が2、3位。800m自由形の小堀選手も2位と着実に得点を積み重ねる。

眞野、尾﨑、本多、吉田の4選手は最終日の4×200mリレーを優勝で飾った

眞野、尾﨑、本多、吉田の4選手は最終日の4×200mリレーを優勝で飾った

この日のハイライトは、男子4×100mメドレーリレー。約2秒もの差をもろともせず、関選手が最後の5mで大逆転し、3分35秒50で優勝を果たす。2位とはたった100分の3秒差という大接戦を制した。

最終日も男子は4×200mリレーで優勝し、リレー3種目を全制覇。総合得点で男子は2位に175点差という大差をつける491.5点で総合優勝(2年ぶり38度目)に華を添えた。

大会新記録で4×200mリレーを制した小堀、伊藤、持田、池江の4選手

大会新記録で4×200mリレーを制した小堀、伊藤、持田、池江の4選手

最後まで諦めずに総合優勝を狙った女子は、4×200mリレーで8分00秒49の大会新記録を樹立して優勝を飾る。総合優勝にはあと一歩届かなかったが、294.5点で過去最高の総合2位に輝いた。

水泳部はすでに新チーム、新体制で新しいシーズンを迎えている。競泳インカレ史上初となる男女揃っての総合優勝という目標達成に向かって、男子新主将・石崎慶祐選手、女子新主将・池江璃花子選手の下で心機一転新たなスタートを切った。