国内トップクラスのスピードが武器
目指すは東京五輪での金メダル獲得

フェンシング部 馬場 晴菜選手

スポーツ
2019年12月13日
馬場 晴菜選手

フェンシング部 馬場 晴菜選手(スポーツ科学部4年)

両親が競技経験者の馬場選手にとって、フェンシングは幼い頃から身近な存在だった。

「父に勧められてフェンシングを始めました。父も現役時代はオリンピックを目指していたのですが、その夢をかなえることはできませんでした。ここまで競技を続けることができたのは、父の熱い思いに応え、いつか父を超えたいという気持ちがあったからです」

大垣フェンシングクラブで競技人生をスタートさせてから既に10年以上のキャリアになる。インターハイや世界選手権で好成績を収める選手を数多く輩出するフェンシングの強豪校、大垣南高に進学したのも自然な流れと言えるだろう。

高校1年生のインターハイで女子団体の優勝に貢献するなど、入学当初から活躍した馬場選手はジュニアの日本代表に選出される。その後も安定して好成績を収め、本学のフェンシング部に在籍することとなる。

フェンシングにはフルーレ、エペ、サーブルの3種目があり、馬場選手が主戦場とするのはエペだ。フルーレやサーブルとは異なり、有効面は全身で、先に突いた方にポイントが入り、両者同時に突いた場合は双方のポイントとなる。3種目の中で最もわかりやすく、スピーディかつ変化に富んだ試合展開が見どころだ。

「日本ではトップクラスのスピードを誇る」と馬場選手を評するのは本学の山﨑茂樹監督。また今後筋力と持久力がつけばさらに上を目指せると山﨑監督は考える。

馬場選手の最大の目標は東京五輪とパリ五輪での金メダル獲得だ。

「フェンシングに不可欠なのは日々のトレーニングはもちろんですが、客観的に自分を見つめ、行動を取捨選択する能力だと考えています。またハングリー精神を持ち、目標を口にすることも重要だと思うので、東京五輪での金メダル獲得を公言しています」

現在国内の女子エペランキングは1位。その座におごることなく、外国人選手との一番の違いである身長とメンタル面を意識し、距離感に磨きをかけている。

フェンシング部​
馬場 晴菜選手

スポーツ科学部競技スポーツ学科4年。1997年12月8日生まれ。岐阜県立大垣南高卒。164cm、52kg。
2017年ジュニアワールドカップエペ9位、全日本選手権エペ準優勝。2018年アジア競技大会エペ団体3位。
趣味は岩盤浴。好きな食べ物は飛騨牛とシマアジ。