社会福祉学科 3年 太幡 友さん(埼玉県立秩父高等学校卒)
高校生のときに児童虐待のニュースを見て、なぜ自分の子どもを虐待するのかという疑問を持ちました。自分なりに調べていくうちに、問題の改善に向けて活動する社会福祉士の存在を知り、専門的に勉強したいと思ったんです。
ソーシャルワーカーがどのような相談援助を行っているか事例をもとに学ぶ「ソーシャルワーク概論」や、実際に福祉分野で働く方から体験談を聞く「福祉社会実践基礎講義」など、引き込まれる授業ばかり。福祉の現場の現状や課題を知るにつれ、困難を抱えている人たちを助けられる存在になりたいという思いが大きくなります。
ボランティアサークルで、児童養護施設などの子どもの学習支援を行う「桜んぼ塾」、高齢者と交流する「日大さくらサロン」の活動をしています。実際に子どもや高齢の方と接することで、多くの発見があります。
高齢化や貧困などの問題の背景を学ぶうちに、物事を多角的に捉えられるようになったと感じます。ニュースを見てもその事実だけではなく、そこに含まれる課題をさらに深く追究したいと考えるようになりました。