ニュースレター

整形外科センター

2018年5月号

整形外科科長職務代行 洞口 敬
整形外科科長職務代行 洞口 敬

 新年度を迎え、医局の様々なカンファレンスに新入医局員が参加する季節になりました。医局の教育的カンファレンスの中に、おそらくは医局設立時から継続されているであろう、『レ線診』があります。主に入局したばかりの先生が、指導医の提示する画像を読影しながら診断を付けていくといった内容です。私が入局したころは、単純レントゲン画像のみが読影対象でしたが、現在は時代のニーズに追いつくためCTやMRIも読影トレーニングに入れております。当然ですが、単純レントゲン画像もマスターしていないのにMRIも読影できなければならず、時代とともに学ぶ情報量は膨大に増えており、本当に新入医局員は大変だろうと思います。
 画像検査は大切な補助診断ツールでありますが、一方、画像に異常のない、あるいは症状を呈さない程度の異常所見が存在する患者を診断する際に頼りになる『運動器機能診断カンファレンス』というようなものはございません。当教室では、教授や指導医の陪席に入る若手医師の仕事は廃止されて10年以上にもなりますので、見て学ぶ機会も自然には得られません、おそらくは自主的勉強に任されていることになります。
私はスポーツ整形が専門のため、機能診断は必須であります。私は、スポーツ医学研究班に入班して数年間、私の師である斎藤明義先生の陪席の中で、機能診断がことのほか重要であることを学ばせていただきましたので、そのあたりの教育方法については、一人で勝手に心配しております。
 今回は、一般的な急性腰痛の機能診断に関する非常にシンプル化された内容を、前回のニュースレターで紹介した書物の中から紹介します。これをきっかけに他部位を診断をする際にも、画像には映らない機能異常や軟部組織達にも目を向けるきっかけにしていただければと思います(詳細は 白石吉彦ら:The 整形内科,南山堂,東京.2016. をお読み下さい)。



◇前屈・背屈で痛みが増す→ 多裂筋・棘筋(深部にある筋肉) 
◇回旋で痛みが増す→ 最長筋・腸腰筋(中間部にある筋肉)  
◇側屈動作で痛みが増す→ 腸腰筋・腰方形筋(浅部にある筋肉)
◇座位よりも、立位の前屈・背屈で痛みが増す→ 中殿筋    
◇表面の痛み(張った感じ)→ 胸腰筋・広背筋 

外来診察
外来診察のご案内

外来診察のご案内閉じる

    月曜-金曜 土曜日
新患 午前 8:00
-11:00
8:00
-11:00
午後 1:00
-3:00
午後休診
再来 午前 8:00
-11:30
8:00
-11:30
午後 予約診療
のみ
午後休診

お電話でのご予約

03-5577-3448