ニュースレター

整形外科センター

2018年6月号

整形外科教育医長 網代 泰充
整形外科教育医長 網代 泰充

平素より整形外科センターに患者さまをご紹介いただき、誠にありがとうございます.今年4月より再度、外来医長に就任した網代 泰充(あじろ やすみつ)です。よろしくお願い致します。


今回は“腰痛”です.これまで先生方には腰痛の患者さまを多数ご紹介頂きまして,感謝申し上げます.
腰痛は平成22年より最新の28年度版まで、厚生省国民生活基礎調査の不動のトップです(男1位、女2位)(肩こり:男2位、女1位)。これは日本だけでなく世界に目をむけても世界疾病負担研究で最新の2010年も、1990年ともにトップです。しかし、腰痛の約8割は原因不明(非特異的腰痛)とも言われ(White A A 3rd, Spine 1982)、2013年朝日新聞のトップニュースにもなりました。腰痛は整形外科のみならず、家庭医である諸先生にも多く相談があるものと推察します。このような記事がでると、患者さんより私も“非特異的腰痛”でしょうか?と外来で聞かれます。また、その当時は他院より非特異的腰痛の診断書を持ち紹介受診される患者さんも多くいました。2016年ですが山口大学より特異的腰痛は約8割、非特異的腰痛は約2割との論文が発表されました(Suzuki H、PLOS ONE2016)。私自身も、腰痛の約8割は何かしら原因が診断可能(特異的腰痛)との印象をもっていたので、論文を読んだときは嬉しかった記憶が思い出されます。もちろん腰痛の原因を絞るのは難しいことが多いです。一方、病院整形医師の特権として、①あらゆるブロック加療が可能、②より高度の画像診断(MRI等含む)、③脊椎カンファレンスによる他医からの指摘、④後医は名医(?)、等により診断可能な範囲が大きいと感じているからです。特にブロック療法は、例えば圧痛点や体動方向による姿勢時痛より腰椎椎間関節が原因として疑わしい場合、診断と治療を兼ねて椎間関節ブロックが可能です。例えば、椎間板性腰痛症がMRI等より疑わしいと判断されれば、椎間板ブロックによる診断と治療も可能です。夜も眠れないあらゆる内服効果のない椎間板ヘルニア患者さんの下肢激痛に対し選択的神経根ブロックによる除痛も可能です。もちろんブロック療法を含む侵襲的治療は、いわゆるプラセボ効果がその時点で患者さんに発生している可能性は否定できません。当院は開院以来、私と上田先生の2人で脊椎診を水曜日午前、木曜日午前・午後担当させていただき、また、水曜日午後は脊髄造影、およびブロック療法、その他の日は手術日です。脊椎外科医であると同時に脊椎内科医でもあります。今後ともご指導ご鞭撻いただければ幸いです。

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