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整形外科センター

2018年7月号

整形外科病棟医長 龍 啓之助
整形外科病棟医長 龍 啓之助

PRP(Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)療法とは、自身の血液から採り出した血漿を濃縮して作成した、高濃度の血小板を含む血漿を病変部に注入することで、自身の組織を再生し症状を改善する再生医療の一つです。近年はアメリカのメジャーリーガーを初め多くのスポーツ選手の治療法として取り入れられてきています。先日、「心が張り裂けそう!」、「なんて悲しいニュースなんだ!」、「球界全体の痛手だ!」。。。エンゼルス大谷翔平選手の故障者リスト入りを、米国のメディアはそんな風に伝えました。「それ見たことか」といった厳しい論調がなかったのは辛口で知る米メディアも大谷の夢のような活躍に、いかに心をつかまれていたかを物語っているのではないでしょうか。中には「もう野球観戦はやめた」というファンもいたとか。私も「大谷だけは目が離せない」と新聞、テレビのニュースを追いかけている間に、プホルス、アップトンといった同僚選手の名前まで知らぬ間に覚えてしまいました。野茂英雄から始まり、石井一久、松坂大輔、田中将大といった日本人投手がいくら投げ、いくら勝っても、今までは打者名までは覚えてはいませんでした。その点でも大谷は特別だったのですが、観戦はしばらくお休みとなってしまいました。投げて打って、100年前に2桁勝利、2桁本塁打の偉業を達成したベーブ・ルースのように、大谷は本来の野球のあるべき姿を体現しているのではないでしょうか。強打者の豪快な本塁打も、豪腕投手の100マイルの速球もメジャーでは当たり前で、両方こなす選手はメジャーリーグファンのみでなく米メディアにとっても貴重な存在であったのだと思います。大谷は高校でも日本ハムでも投手として大事に使われたので、肩も肘も「フレッシュ」と評価され、メジャー18球団が獲得に名乗りを上げただけに、右肘の故障は意外でした。半面、日本ハム時代から足首や太ももなどのけがも多い選手でした。「下半身が万全でないと上体に頼り、知らぬ間に肩や肘に負担をかける」と関係者は話しているそうです。今後はまずPRP注射で右肘の損傷部分の回復を促す方向だとか。今後は二刀流の調整法を含め継続するか否かにも議論がおよびそうだが、焦りは禁物。日本の宝がメジャーで輝く、夢の続きを見せてもらうまで1カ月でも、2カ月でも1年でも胸躍らせて待っているので、是非しっかりと治してもう一度輝いてもらいたいと心から願っています。 

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