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アイセンター

2019年1月号

アイセンター(眼科)外来医長・准教授 森 隆三郎
アイセンター(眼科)外来医長・准教授 森 隆三郎

新年明けましておめでとうございます。本年も日本大学病院アイセンターのスタッフ一同は、先生方の大切な患者様を迅速に、丁寧に診断及び治療をさせて頂きます。宜しくお願いします。
さて、日本大学病院アイセンターでは、病診連携の勉強会として「第9回 Surugadai Ophthalmic Clinical Conference:SOCC」を 平成31年2月16日(土)17:00より、御茶ノ水カンファレンスセンター2F「 Sola City Hall 」にて開催させて頂きます。SOCCは、アイセンターで行われている診断、治療などのプロセスを解説し、さらに最新の網膜・硝子体疾患の話題をご提供させて頂く病診連携の会です。今回は、冒頭にアイセンター長・中静裕之診療教授から専門外来の診療体制についての紹介の後に以下の3つの講演を予定しております。


1.近視性牽引黄斑症の手術適応について              若月 優


<近視性牽引黄斑症は、強度近視眼において黄斑上膜や硝子体牽引により網膜分離、黄斑円孔、黄斑円孔網膜剥離などを生じ、高度な視力障害をきたす疾患である。初期段階での手術介入が病状の進行抑制になるとされる一方、OCTでは黄斑上膜、網膜分離の所見を認めるが、視力良好な症例や自覚症状を伴わない症例もある。また術後に黄斑円孔形成などの合併症をきたすこともあり、手術を行う適切な時期についての明確なエビデンスはない。本講演では、近視性牽引黄斑症の画像診断と当院における手術適応、手術方法について紹介する。>


2. Pachychoroid疾患とその治療             田中 公二


<近年、Pachychoroid Spectrumという新しい疾患概念が提唱されてきているが、含まれる疾患や定義については曖昧なままである。一般的には、Pachy(厚い)Choroid(脈絡膜)が前提とされており、具体的には中心
性漿液性脈絡網膜症(CSC)や加齢黄斑変性(AMD)に



含まれるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)、さらにType 1の脈絡膜新生血管(CNV)が発生するPachychoroid neovasculopathy(PNV)などがこの疾患概念に含まれているとされる。それらに対する治療は、抗VEGF薬や光線力学療法(PDT)が行われているが、どのような病態に治療効果があるか明らかになっていない。当院では、CSCやAMDの症例が多いことから、OCT angiographyを用いた鑑別、どのような病態にどの治療が有効かを、実例を用いて紹介する。>


3.黄斑疾患のOCT angiographyの読み方          森 隆三郎 


<黄斑疾患に対して、診断と病期の判定や治療効果の確認のために、造影剤を使用しない全身に対して非侵襲的なOCT angiography(OCTA)が行われるようになっている。OCTAは、微細な血管を描出できるため糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症では、無灌流領域の検出や黄斑浮腫の原因となる毛細血管瘤の検出、加齢黄斑変性では脈絡膜新生血管の検出に有用とされているが、様々なアーチファクトの問題もあり、撮影や読影が困難な症例も多い。講演では、OCTAの基本的な原理、アーチファクトについて解説し、黄斑疾患の症例を提示し、OCTAの有用性と読影について解説する。>


それぞれの3つ講演では、多くの眼底画像所見を供覧して頂き、先生方だけでなく、検査を担う視機能訓練士のスタッフの方にも有益な時間となるようにと考えておりますので、スタッフの方の参加もお待ち申し上げます。
昨年も3月に開催させて頂きましたが、本会は日本眼科学会専門医認定制度生涯教育認定事業の対象ではございませんが、沢山の先生にご参加頂きました。既にご案内状が送付されているご施設もありますが、本年度も、講演会終了後、情報交換会を予定しております。我々医局員にとって、先生方と直接お話ができる貴重な時間です。ご参加を宜しくお願い致します。


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