ニュースレター

整形外科センター

2020年4月号

 冨塚孔明
冨塚孔明

平素より整形外科センターに患者様をご紹介いただきありがとうございます。

整形外科センターの冨塚孔明(とみづか よしあき)です。令和2年4月より日本大学病院整形外科の医局長を拝命いたしました。それに伴い、ニュースレターを初めて書かせていただくこととなりました。

私は整形外科の中でも手外科診療を担当しております。手外科という分野は多くの方は聞きなれない分野と思います。手外科は整形外科のなかでも比較的マイナーな分野で、担い手は少ないというのが現状です。現在、日本手外科学会には約3,400名の会員がおり972名の手外科専門医がおります(日本整形外科学会専門医19,298名)。手外科専門医は上肢全般、特に手疾患に関する医学的スペシャリストとされています。手外科疾患は多岐にわたります。前日本大学病院長の長岡正宏先生が絞扼性神経障害の治療をご専門にされていたこともあり、現在でも当院では絞扼性神経障害の患者様の治療を数多く行っています。代表的なものには手根管症候群や肘部管症候群があります。当院では手根管症候群の手術治療は適応を選んで鏡視下手根管開放術(Chow法)を行っています。同法は、症例によっては日帰り手術が可能で、皮膚切開も手関節と手のひらに約1㎝程度で行うことができ侵襲の少ない方法です。表皮の縫合はせず、皮膚用接着剤を使用していますので術後の抜糸も不要です。術後すぐに手を使うことができますので、手術後の不便さも少なく、多くの患者様に施行しています。肘部管症候群に対しては、尺骨神経の皮下前方移動術あるいは小皮切単純除圧術を行っています。小皮切単純除圧術は文字通り皮膚切開の非常に小さな方法です。肘の内側に約3㎝の皮膚切開で施行することができます。術後の外固定も不要ですので術後早期に肘を動かすことができます。ただし、適応には制限があり、当院では肘部管内に占拠性病変がないこと、肘部管外に病変がないこと、外反変形が軽度であること、肘屈曲にて尺骨神経が前方に脱臼しないことという要件を満たす症例に施行しています。そのほかの症例には皮下前方移動術を施行しています。皮下前方移動術は、肘内側に約8~10㎝の皮膚切開で施行し、術後は1週間程度外固定を行います。小皮節単純除圧術に比べ、皮膚切開は大きく、術後外固定を要するという欠点はありますが、適応に限りはありません。


当科では手外科診療を主に私と谷本浩二先生、白石紘子先生の3名で担当しており、外来を月曜・水曜・金曜に行っています。手術日に関しては、状況次第では土曜日の手術も対応可能です。絞扼性神経障害に限らず幅広く診療を行っておりますのでお困りの症例がありましたらぜひご紹介ください。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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