平素より整形外科センターに患者さまをご紹介いただき、まことにありがとうございます。

昨年の4月より整形外科センター病棟医長を務めさせております小松太一です。新型コロナウイルスCOVID-19の１日の感染者数が再度１００名を超え、第２波に向けて未だ予断を許さない状況が連日のように報道されており、心を痛める日々が続いております。このような先行きが不透明で厳しい状況の中、COVID-19の対応に尽力されている先生方に心より感謝を申し上げます。

　　　当院整形外科センターではCOVID-19感染への対応として、4月5月と手術数の制限をさせていただきました。しかし、全国的な感染症例数の減少に伴い、6月初旬より徐々に制限を緩和し、6月中旬より通常の整形外科手術枠にて手術を再開しております。手術の待機をお願いしていた患者様、また、ご紹介いただいた患者様におきましては、依然と同様に可能な限り早急に手術を予定させていただきますので、ぜひご紹介いただければ幸いです。

また、従来は術前日の胸部CT撮影をお願いしておりましたが、現在は、全身麻酔症例は全例、術前のPCR検査を施行し患者様のみならず医療従事者の安全性を担保しておりますので、その点もご理解いただければ幸いです。

COVID-19感染との闘いはマラソンにたとえられます。今後予想される第2波、第3波に向けて、当整形外科センターでは、術前のトリアージ、周術期の院内感染予防、術後のケアを通して患者様のCOVID-19感染予防だけではなく、健康管理の一翼を担えるように全力で取り組んでまいりますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。