アイセンター
2021年10月号
コロナ禍のなかまだまだ見通しがつきませんが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
常々当科に患者様をご紹介くださり、誠にありがとうございます。
日本大学病院アイセンターの金子寛幸と申します。
年に1回のニュースレターですが、未だにコロナ禍のことを述べていることに驚いております。しかしこれまで日常診療において当院眼科外来、眼科病棟においてクラスターの発生など
はなく、普段のコロナウイルス感染対策が一定の効果を示していると思われます。現在入院の際に、入院3日から5日前にコロナウイルスの唾液PCR検査を患者様全員に施行して
おります。検査によって患者様の来院回数の増加は否めませんが、意外なことに患者様からは 「 コロナが陰性で安心した 」 、「 コロナの検査をしてみたかった 」 などというお声を
いただくこともあります 。またコロナ禍以前は硝子体手術の入院日数が原則1週間と定めていましたが 、 コロナ禍になり入院日数の短期化を図っております。もちろん患者様の状態にもよりますが 、状態がよろしければ患者様と相談し1週間よりも短く退院されている方が
多くなっています。 コロナ禍の収束自体を強く望んでおりますが、この状況において、入院日数の短期化、学会のリモート化など利点も多く見つけられたと思います。
話は変わりますが、当院の外来診療に関してご報告があります。
10月より北川順久医師は小張総合病院へ、正田千穂医師は東松山市立病院への異動となりました。また東松山病院に出張中であった河野通輝医師が当院に復帰しております 。
医員の減少はありますが、今までと変わらず外来診療の維持を努めて参りたいと思いますので、今後とも患者様のご紹介を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
秋雨の折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。