アイセンター
2022年7月号
炎暑の候、皆様におかれましてはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。コロナ感染が下火になりつつありこのまま沈静化してくれることを祈るばかりです。
私は4月から副病院長(診療担当)を拝命致しました。また、6月に行われた病院機能評価では委員長を務めました。このニュースレターが届くころには病院機能評価も無事に認定更新していることと思います。病院機能評価は第3者の視点から病院を評価し、気づかなかった問題点を明らかにしていく一つのツールです。眼科はその特殊性からある程度のことを単独に終結することの出来る部門であり、他の病院部署のことを十分に理解できていない点がありました。しかし、今回の病院機能評価を通し病院の様々なことを学ぶことができ、大変勉強になりました。今後は病院全体の診療業務についてより良い医療を提供できるよう、 広い視野を持って臨んでいきたいと思いますのでご指導の程よろしくお願い致します。
眼科として、病院機能評価を通し改善したことの一つに手術部位のマーキングがあります。眼科は左右があるため左右の取り違えには十分な注意が必要です。今までも患者キャップの手術側をテープで固定することで左右の識別を行っていましたが、医師と看護師が承諾書を確認しながら手術前に眉毛上部にマーキングを行うことでより安全性は向上し、ドレーピングを行う際にも視覚的に明確となりました。
質の高い医療を提供するにはまずは安全性の確保が前提となります。今後も安全で質の高い医療を提供できるように弛まぬ改善を続けていきたいと考えます。今後とも宜しくお願い致します。