アイセンター
2022年10月号
初秋の候、皆様におかれましてはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
常々、多くの貴重な患者様をご紹介いただきありがとうございます。
今回は視能訓練士の齋藤花世が日本大学病院アイセンターでの眼鏡処方とロービジョンケア外来についてお伝えします。
令和4年度より技能検定「眼鏡作製職種」が新設され、国家検定資格として認定眼鏡士から眼鏡作製技能士へ移行されました。この事により眼鏡業界、そして眼科における眼鏡処方への更なる発展が期待されます。
当院でも視能訓練士による眼鏡処方を行っています。パソコンやスマートフォンの普及で多様化、高度化する現代において、患者様のニーズを汲み取り、ご要望に沿った眼鏡を提供できるよう心掛けています。
視力の出にくい方、読み書き困難を生じている方にはロービジョンケアを行っています。視力・視野、MNREAD-Jで読書能力を評価し、患者様に最適な眼鏡や拡大鏡、拡大読書器など提案しています。羞明がある場合は遮光眼鏡もご紹介しています。患者様の疾患やライフスタイルに合わせて補助具や補装具の選定、指導を行っています。
また当院には視覚障害者用補装具適合判定医師が複数おり、補装具の書類作成等スムーズに申請できるよう随時対応しています。
眼鏡処方、ロービジョンケアともに予約制で行っています。視覚障害者に該当しなくても受けられます。ロービジョンケアをご希望の患者様がいらっしゃいましたら、新患担当医あるいは主治医の診察をご予約いただき、「ロービジョンケア外来希望」と紹介状にお書き添えください。診察時にロービジョンケア外来を改めて予約させていただきます。
これからも患者様に快適な生活を送っていただけるよう、日々精進して参ります。