パーキンソン病
常日頃より内科に多くの患者様をご紹介いただき有難うございます。内科科長の小川克彦と申します。
今回はパーキンソン病を紹介させて頂きます。パーキンソン病は運動症状を主体とする神経変性疾患です。姿勢は前傾になり、歩行は小刻みですり足になります。表情は乏しくなり抑揚と声量の乏しい話し方になります。症状が重要で診断時に重要な 4大症状があります。強剛・安静時振戦・姿勢反射障害・寡動、これらが4大症状になります。パーキンソン病では、CT・MRI画像で特異的なものはなく問診と所見から主に診断していくことから、経過と症状について理解する必要があります。まず経過ですが、パーキンソン病では片側発症が特徴で片側から両側に症状が拡がります。実際にパーキンソン病の患者を診察してみると症状の左右差が多くみられます。4大症状について述べていきますと、筋強剛は他動的にゆっくりと関節を動かした際にみられる筋肉の抵抗で、筋緊張亢進を示しています。ガクガクするようであれば歯車様、一様であれば鉛管様、という表現をします。次に振戦の特徴ですが安静時振戦という所見がみられます。これは字の通り、安静時、即ち体の力が抜けている時にみられる振戦です。計算などの負荷をすると出現したり、増強することがあります。姿勢反射障害ですが、これは体のバランスが悪くなる現象です。後方突進現象がその代表的所見で他動的に後方に体を動かした時に足が出ないことで観察されます。最後に寡動ですが、体の動きが少なくなるという現象を指します。全体的に動きが少なく、しかも遅くなるという所見がみられます。これらの4大症状の存在に留意しパーキンソン病の診断を行っています。
当院、神経内科は内科に配属されており、様々な神経疾患を診断加療しております。パーキンソン病が疑われる患者様がいらっしゃいましたら、ご紹介いただけますと幸いです。今後とも宜しくお願い申し上げます。