環境学入門7 食料と環境
発展途上国ではいま、八億人以上が栄養失調や飢餓に苦しんでいるといわれるが、一方、世界の人口は二〇〇三年の六十三億人から二〇五〇年には九十三億人にまで膨れ上がるといわれる。人類は食料生産のために森林や湿地を破壊し続けてきたが、もはや許されないところまで来ている。地球は九十三億の人口を養うことができるのか。食料増産と環境保全は両立できるのかー。
本書は環境学を学ぼうとする学生を対象にした入門シリーズ(全十二巻)の一冊。世界の食料需給、食料生産の現状と資源・環境をめぐる問題を、先人の研究成果を紹介しながら、分かりやすく整理、解説している。BSEや鳥インフルエンザに象徴される「食の安全・安心」の問題、先進国で展開される環境保全型農業などについても考察。随所に「キーワード」解説を織り込むなど、優れた入門テキストとなっている。
本書は環境学を学ぼうとする学生を対象にした入門シリーズ(全十二巻)の一冊。世界の食料需給、食料生産の現状と資源・環境をめぐる問題を、先人の研究成果を紹介しながら、分かりやすく整理、解説している。BSEや鳥インフルエンザに象徴される「食の安全・安心」の問題、先進国で展開される環境保全型農業などについても考察。随所に「キーワード」解説を織り込むなど、優れた入門テキストとなっている。
書籍名 | 環境学入門7 食料と環境 |
---|---|
著者名 | 生物資源科学部教授 大賀圭治・著 |
月号 | 2004年秋季号 No.101 |
価格 | 2,800円(税別) |
出版社情報 | 東京都千代田区一ツ橋2-2-5、岩波書店 |