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全人教育を目指して―生徒・父母への話―

教師歴37年になる著者が、入学式や卒業式の式辞、PTA新聞、卒業文集、研修録などを通じて生徒や父母に語りかけた内容を、還暦を機にまとめたいわば教育論集である。

学校教育は「知・徳・体にバランスのとれた人間づくり」が目標とし、学校での勉強の目的は「自分自身の人格を磨き、将来の進路を切り開き、集団生活の場を通して心や社会的な健康をはぐくみ、お互いを思いやり協力し合っていくこと」との考えに立つ。こうした観点から「21世紀を生きる」「雑草魂」「辛抱すること」「目標を持つ」「人を思いやる心」「地球は一つ」「自分でつくる一生」「平和を願う心を」などさまざまなテーマで多角的に訴えてきた。

日大二高の卒業生で、直木賞作家のねじめ正一氏が恩師の人格について思い出話を紹介しているのも興味を引く。教育の原点を考える上で大いに参考になりそうだ。

書籍名 全人教育を目指して―生徒・父母への話―
著者名 日大二中校長 林俊雄 ・著
月号 2002年春季号 No.91
価格 1,000円(税別)
出版社情報 東京都文京区後楽2-23-12、文芸社