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シェイクスピア時代の舞台とその今昔

イギリス・エリザベス王朝ルネッサンス文学の代表的劇作家、詩人であるシェイクスピアは青年時代にロンドンに出て初め俳優に、のちに座付作者として約37編の戯曲を創作した。『ハムレット』に代表される四大悲劇をはじめ悲劇、喜劇で今なお高い声価を得ている。

訳者は「偉大な文学作品も適切な人の技量を重視した劇団運営の結果ではないか。シェイクスピア戯曲を上演せんとする者も文学を研究する者も当時の劇場に関する知識が必要である」と指摘、バンクの研究成果である舞台、俳優と演技、衣裳、音楽、ダンスの項をまとめ翻訳したという。

訳者は引用に当たって専門家、とくに坪内逍遥博士の著作によることが多いと述べている。

書籍名 シェイクスピア時代の舞台とその今昔
著者名 C CILE BANKE・著日本大学大学史編纂室長 加藤寿一・訳
月号 1996年秋季号 No.69
価格 3,000円
出版社情報 東京都千代田区一ツ橋1-1-1、毎日新聞社