学校簿記演習

本書は、学校簿記の初心者を対象に学校簿記の基本的な考え方と取引の仕訳、帳簿への転記、決算の処理などについて学習するための“手引き書”と言える。
学校簿記は通常の複式簿記と計算体系が明らかに違っている。そのポイントは、資金繰り計算が正規の簿記の計算体系の中に組み込まれており、資金収支計算書と消費収支計算書及び貸借対照表の3種類の計算書類を作成しなければならない。
著者は、学校簿記のマスターに多くの時間と労力を費やしたことを貴重な経験として本書に生かし、理論的に重要であっても、学習の初期において必要ないと思われる事項についてはなるべく説明を省略し、また第1編から第3編まで段階的に高度な事項を取り扱い、学習を進めるうちにしだいに学校簿記の理解が深まるよう工夫している。
書籍名 | 学校簿記演習 |
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著者名 | 本部財務部主任 渡辺徹・著 |
月号 | 1997年秋季号 No.73 |
価格 | 2,575円 |
出版社情報 | 東京都新宿区早稲田鶴巻町391-7、霞出版社 |