日本大学大学院危機管理学研究科

教育理念・教育方針

Purpose

教育研究上の目的

危機管理学研究科

災害,テロ,国際紛争等,複雑化した現代の様々な危機に,法学を中核とし,政治学,国際関係学等の社会科学の知見を統合した危機管理学の学識を適用して的確に対処し,翻ってレジリエントな社会の創造に貢献する,指導的人材及び高度専門職業人を養成することを目的とする。

危機管理学専攻/修士課程

拡大するグローバルな危機と,ローカルな社会課題と向き合い,社会・自然環境の劇的変化に対応しつつ,世界に指針を示し,リーダーシップを発揮できる危機管理人材へのニーズに応えて,

  1. 危機や社会課題を学術的に探求し,危機管理を解明し普及させる指導的人材
  2. 危機管理の実践的知識を有する高度専門職業人

として,危機管理の適用法を立案し,実践することのできる有為な人材を養成する。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

日本大学大学院危機管理学研究科は,現代社会における様々な危機と向き合い危機管理の重責を全うする志をもち,レジリエントな社会の創造に寄与する人材を輩出すべく,以下の能力を修得したものに「修士(危機管理学)」の学位を授与する。

  • 災害,テロ,国際紛争等,複雑化した現代社会における様々な危機に対する高い関心と深い洞察(意欲・経験・適性)
  • 災害,テロ,国際紛争等,複雑化した現代社会の様々な危機を分析し解決するための,法学並びに,政治学,国際関係学等の社会科学の知見を統合した応用的な知識と技能 (学識・専門技能)
  • 客観的な情報やデータをもとに論理的に考察し説得的に表現する力(思考力・判断力・表現力)
  • 多様な価値観や立場を尊重しつつ,自らの明確な考えをもとに,他者とコミュニケーションを確立する能力(主体性・多様性・協働性)。

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施に関する方針)

日本大学大学院危機管理学研究科は,卒業の認定に関する方針に沿って,講義,演習における細やかな学修指導を通じて行われる,法学を中核とする体系性と専門性を備えた教育課程を編成する。

また,学修成果の評価は,授業形態,授業手法及び成果物の性質に即した多元的な評価方法により,各授業科目のシラバスに明示される学修到達目標の達成度について判定する。

アドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)

危機管理学研究科は,災害,テロ,国際紛争等,複雑化した現代社会の様々な危機に,法学,政治学等の社会科学の知見を適用して的確に対処できる研究者及び高度専門職業人を養成するために,以下の資質を備えた者を多様な選抜方法によって受け入れる。

  • 災害,テロ,国際紛争等,複雑化した現代社会における危機に対する深い問題意識と関心(意欲・経験・適性)
  • 災害,テロ,国際紛争等,複雑化した現代社会の様々な危機に関する一般的な知識,及び法学,政治学,国際関係学等の社会科学に関する基礎的な素養(学識・専門技能)
  • 客観的な情報やデータをもとに論理的に考察し表現する力(思考力・判断力・表現力)
  • 多様な価値観や立場を尊重しつつ,他者と円滑なコミュニケーションを図る能力(主体性・多様性・協働性)。

アドミッション・ポリシーにおける評価要素は,次のとおり構成して運用する。

AP1知識と経験とを発展させて,意欲的に課題に向き合うことができる。(意欲・経験・適性)
AP1-1
意欲
AP1-2
経験
AP1-3
適性
AP2専門的な知識や技能を駆使して,課題を探求することができる。(学識・専門技能)
AP2-1
学識
AP2-2
専門技能
AP3課題に対して幅広い視野でその原因と対処法を考察し,そのプロセスを適切に表現することができる。(思考力・判断力・表現力)
AP3-1
思考力
AP3-2
判断力
AP3-3
表現力
AP4主体的かつ計画的に,他者と協働しつつ,課題解決に取り組むことができる。(主体性・計画性・協働性)
AP4-1
主体性
AP4-2
計画性
AP4-3
協働性

各評価要素の内容は,以下のとおりとする。
意欲とは,学修への内発的動機づけをいう。
経験とは,学修への内発的動機付けに連なる,没入体験や体験活動をいう。
適性とは,学修への内発的動機付けに繋がる,自己客観視や省察を伴って特定された,将来のビジョンをいう。