アスリートインタビュー

Vol.011 シンクロナイズドスイミング 三井 梨紗子Vol.011 シンクロナイズドスイミング 三井 梨紗子

日大の1年生時、最年少でシンクロナイズドスイミングの代表に選ばれ、ロンドン五輪に出場した三井梨紗子選手。
あれから4年。
さらに成長を遂げた彼女は再びリオデジャネイロ五輪の代表となり、メダル獲得が期待されている。日本シンクロの復活をかけて、いざ、2度目の五輪へ。
三井 梨紗子さん

私にとってオリンピックは小さい頃から憧れていた夢の舞台であり、シンクロを続けている限り常に目指し続ける最終目標地点でもあります。そんな憧れの大会に初めて参加できたのが日大の1年生だった4年前の夏。シンクロの日本代表として、ロンドン五輪に出場しました。その時は最年少ということもあり、先輩方について行くのが精一杯で、気づいたら試合が終わっていたという状態。結局メダルを持って帰ることができなくて、出場できた嬉しさより、自分の力の足りなさへの不甲斐ない思いが残った悔しいオリンピックとなりました。

あの日以来、私はあんな思いはもうしたくないと心に誓い、世界のどのチームにも負けない猛練習を積んできました。そのおかげもあって現在はデュエットでもチームでもメダルを現実的に目指せるところまで成長。リオは出場するだけでなく、日本代表として本気で戦いに行くオリンピックにしたいと思っています。

限界を越える練習でつかんだ、世界と戦える自信。

2年前からデュエットも泳ぐようになり、乾(友紀子)選手と組ませていただいています。乾選手は私から見れば雲の上の存在で、そういう人とペアを組むということは、どうしても周りから比較されるわけで、最初はとてもプレッシャーがありました。自分と乾選手の力の差は正直すごくあり、それを埋めるのにとにかく必死で…。

最近はようやくデュエットらしくなってきたと言われるのですが、それは井村(雅代)コーチの指導のたまものだと思っています。井村コーチの練習は本当に厳しい。それまでも手を抜いていたわけではないんですけど、自分ではもう限界だなと思っていたところよりも、さらにその上を行く練習をしてくださるので、井村コーチの指導に必死でついていっているうちに、気づいたら成長できていた自分がそこにいました。正直何度も泣くほど苦しい日もありましたが、自分の可能性を引き出してくださった井村コーチにはとても感謝しています。

そうして迎えた昨年の世界選手権。私は国際大会で初めてメダルを獲得しました。この時ようやく乾選手のパートナーとして一緒に戦えるところまで来たんだなと実感できたように思います。

みなさんの期待に応えて、表彰台に立ちたい。

三井 梨紗子さん

私の自慢はスラスト(足先からの飛び上がり)の高さ。あとスピード感と躍動感のある動きが得意なので、リオ五輪ではその辺に注目して見ていただけたら、より楽しんでいただけると思います。日本の選手は欧米の選手に比べて身長も低く手足も短いので、普通にやっていたらどうしても見劣りしてしまいます。そのハンデをカバーするためにも飛び上がりの高さやダイナミックな演技が必要。そして日本の強みでもある同調性とスピードで勝負します。

日本の皆さんにいい報告が出来るよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。

Profile

三井 梨紗子(みつい・りさこ) 1993年生まれ。
東京都出身。日大一高卒。文理学部体育学科卒。日本大学大学院文学研究科教育学専攻1年。東京シンクロクラブ所属。小学校3年生からシンクロを始め、わずか2年でエリート教育メンバーに選抜。ロンドン五輪ではチームに出場し5位。2015年の世界選手権でデュエット、チームで銅メダルを獲得した。