「自分たちの目標のひとつであったパリ2024パラリンピック競技大会への出場が決定し、たいへんうれしく思います」と話すのは、パラサイクリングの日本代表・木村和平選手(視覚障がいBクラス)とペアを組むタンデムパイロット(競技パートナー)に決定した三浦生誠選手。
タンデム競技は、二人乗り用自転車の前席にパイロット、後席にストーカーと呼ばれる選手が乗り、ペダルやハンドルの細かな動きを通じて互いにシンクロさせて走る。パラサイクリングでは、前に晴眼者、後ろに視覚障がい者が乗り、最高速度70km以上でトラックを駆け抜ける。
本学自転車部がパラサイクリングを支える活動を続けてきた中で、部内でも1年生の時からタンデムパイロットを務めていた三浦選手が、木村選手の前パイロットの引退に伴い、一昨年からペアを組むことになった。
国内外での大会を経験してペアの完成度を高めていき、世界選手権にも2度出場。昨年のアジア選手権では、1kmタイムトライアル、4km個人パーシュート、タンデムスプリントを制して3冠に輝いた。
「これまで支えてくださった方々や相方の木村選手、関係者の方々へ深く感謝いたします。2人で練習できる時間も限られていますが、たくさんの方々への感謝を忘れずに2人で頑張っていくので、応援よろしくお願いいたします」
3年前の東京大会は控えでの選出となり悔し涙を飲んだ木村選手と、今春から競技と並行して競輪選手として活躍する夢に挑む三浦選手。2人の思いまでもシンクロさせて、メダルへの道を疾走していく。
Profile
三浦 生誠[みうら・きあき]
2001年生まれ。岩手県出身。盛岡農業高卒。2024年3月文理学部卒。日本競輪選手養成所(127回生)所属。本学では1年時からタンデムスプリントのパイロットを務め、3年時のインカレで優勝。パラサイクリングでは’21年から木村和平選手のパイロットとしてペアを組み、’22年の全日本選手権で1kmタイムトライアル日本記録を樹立したほか、昨年のアジア・パラサイクリング選手権ではタンデム競技3冠を達成。世界選手権にも’23年・’24年と2大会連続出場した。パリパラ五輪は、競輪選手候補生として出場することになる。
