アスリートコース
躍動する身体,そこに宿る心。
競技者として,指導者として,高みを目指すために,アスリートコースは,自らの競技力向上に関する実践的理論を学ぶことを目的とし,客観的に自己分析する手法を身に付け,競技に必要な専門的能力・資質を高めていきます。
また,アスリートとしての学びをコーチの視点から再構成することによって,将来のスポーツ指導者としてのコーチング能力を高めるための教育も行います。
主な授業
評定競技論
⻄川 ⼤輔 教授
1992年バルセロナオリンピック
体操 団体 銅メダル
審判員が評価を行い,演技の優劣によって勝敗が決定する評定競技に分類される各種目(体操競技,新体操,フィギュアスケートなど)の競技特性,競技システムとルール,競技会システム,審判法の特性,評定競技における技術・体力・戦術,また,各種目における採点規則や美的規範など個々の種目のトレーニング計画などについて学修する授業です。これによって評定競技に通底する特性を理解し,評定競技を広い視野で捉え,自らの実践やコーチングに役立てることを目的としています。
体⼒トレーニング論
澤野 ⼤地 准教授
2016年リオデジャネイロオリンピック
陸上競技男⼦棒⾼跳 7位
体⼒の基本的な考え⽅について理解し,3つの⼒(ローパワー,ミドルパワー,ハイパワー)の仕組みや,そのトレーニング⽅法に関する基本的な知識を学修する授業です。各スポーツにおける競技⼒を向上上させるための実践⼒を⾝に付けるため,さまざまなトレーニング⽅法が持つ効果などにも着⽬し,⽬的に応じてトレーニング⽅法を選択することができるようになることを⽬指しています。
履修モデル
アスリート
履修モデルはこちら※ 卒業要件に必要となる最低限の修得単位数を前提とした履修モデルである。
※ 資格取得(日本体育協会公認スポーツ指導者免除適応コースなど)関連科目については,別に定める科目一覧を参照のこと。
年次ごとの開講科⽬
2年次開講科⽬
体力トレーニング論
体力の基本的な考え方について理解し,3つの力 (ローパワー,ミドルパワー,ハイパワー) の仕組みや,そのトレーニング方法に関する基本的な知識を学修します。
技術トレーニング論
スポーツにおける「技術」 の考え方や概念について理解し,技術トレーニングに関わる基本的な問題について様々な競技種目を対象にして学修します。
戦術トレーニング論
スポーツにおける「戦術」の考え方や概念について理解し,戦術トレーニングに関する基本的な問題について,実践的に行われている具体例を挙げながら様々な競技種目の戦術について学修します。
測定競技論
時間,距離を指標として競う測定競技に分類される各種目の競技特性,競技システムとルール,および技術・体力・戦術など個々の種目トレーニング計画などについて学修します。
評定競技論
審判員が評価を行い,演技の優劣によって競う評定競技に分類される各種目の競技特性,競技システムとルール,および技術・体力・戦術など個々の種目のトレーニング計画などについて学修します。
判定競技論
審判員が選手個々の動きかたの有効・無効の判定を行って勝敗を分ける判定競技に分類される各種目の競技特性,競技システムとルール,および個々の種目のトレーニング計画などについて学修します。
3年次開講科⽬
体力トレーニング論演習
「体力トレーニング論」で学修した内容に関する国内外の研究論文を精読することにより,体力トレーニングの実施方法を理解し,自身の体力トレーニングの分析を行います。
技術トレーニング論演習
「技術トレーニング論」で学修した内容に関する国内外の研究論文を精読することにより,技術トレーニングの位置付けや種目による相違を理解し,自身の技術トレーニングの分析を行います。
戦術トレーニング論演習
「戦術トレーニング論」で学修した内容に関する国内外の研究論文を精読することにより,その分析方法やトレーニング計画作成のための手順を理解し,自身の戦術トレーニングの分析を行います。
評定競技論演習
「評定競技論」で学習した知識を用いて,自身の種目と他の種目を比較研究することで評定競技の理解をより深め,自らの実践やコーチングに役立つ能力を養います。
測定競技論演習
「測定競技論」で学修した知識を用いて,自身の種目と他の種目を比較研究することで測定競技の理解をより深め,自らの実践やコーチングに役立つ能力を養います。
判定競技論演習
「判定競技論」で学修した知識を用いて,自身の種目と他の種目を比較研究することで判定競技の理解をより深め,自らの実践やコーチングに役立つ能力を養います。