スポーツ科学部 競技スポーツ学科 小松 泰喜 教授の共同研究の成果が2022421日「Journal of Affective Disorders Reports」誌に掲載されました。

本論文は、東京大学(教育学研究科身体教育学コース、研究代表者:東郷史治教授)、東洋大学(食環境科学部 食環境科学科吉﨑貴大准教授)との共同研究の成果であり、ストレッサーによる抑うつ症状への影響に対する概日リズム位相の調整作用を検討した研究です。

小松 泰喜 教授らの研究チームは、神奈川県看護協会の協力を得て交代勤務者を含む看護師5536名を対象に自記式アンケート調査を実施し、日勤者と交代勤務者のどちらにおいても、概日リズムの位相が遅い人ほど、職業性ストレスによって抑うつ症状スコアがより高まりやすい可能性があることを明らかにしました。すなわち概日リズムの位相が、ストレス耐性に関わる可能性を指摘しました。

詳しい内容は下記論文をご参照ください。

[論文タイトル]

Interactive effects of job stressor and chronotype on depressive symptoms in day shift and rotating shift workers.

[日勤者および交代勤務者の抑うつ症状に対する仕事のストレッサーと日内変動の相互作用効果について]

URL: https://doi.org/10.1016/j.jadr.2022.100352